死を知らせないのも親孝行

何年も前のことですが、あるおじいちゃんが亡くなりました。しかし、連れ添いのおばあちゃんも長い間病院に入院していました。

病院、私、葬儀社、親族、知り合いに合意してもらい、おばあちゃんには、まだ亡くなっていないことにしたそうです。

 

通夜の日になりました。

一人の叔母が「姉さんに知らせないとは何事か」と言いだし、通夜の儀式の後、喪服のまま病院に行き、おばあちゃんに知らせてしまいました。

 

葬儀当日、車いすに座りながら、おばあちゃんは泣き崩れたままです。声を掛けること自体憚れる状態でした。やせ衰え、全くの別人のようです。

出棺前は、棺にすがりつき離れようともしません。

付き添いの看護士さんが点滴と酸素マスクを用意しているのが分かります。介護士さんもいたようです。

 

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出棺後直ちに病院に戻ったそうです。

 

それから約二ヶ月後、おばあちゃんの葬儀の依頼がありました。

葬儀の後、みるみる体力気力が衰え、点滴のみで生きていたそうです。

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