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戒名 こぼれ話 上座

戒名 こぼれ話-上座

 あまり知られてはいませんが、静岡県や愛知県に戒名の位号「上座」(じょうざ)があります。私が知ったのは、十数年前になります。信士と居士の間のようで すが、どのような訳で使用されるようになったのかは、どこにも書かれていないようです。この位号のある静岡の曹洞宗寺院の御住職も知らなかったようです。

 

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   埼玉でも私の知る限り2例ありますが、使用されたのは江戸時代のみです。入間市の真言宗豊山派寺院檀家だった○○家(現在は飯能市在住・他の寺の檀家)と飯能市の真言宗智山派寺院の檀家△△家です。調べればもっとあると思いますが、他に聞いたことはありません。(ネットで調べると他にもあるかもしれません)
   共に江戸時代はかなりの家柄だったようで○○家は大庄屋、△△家は名字が字名になっており、△△大尽と地元の方に言われています。共に戒名としては各家一例のみのようです。  
   
   この位号を私なりの考察をしてみました。
   埼玉での二例は特別な戒名であり、別格であったことが想像されます。静岡でも本来は別格の位号だったのではと思います。
  
   曹洞宗では得度をすれば上座なのだそうですが、曹洞宗の僧侶の墓石に上座と彫られているのを見たことはありません。

   ではどのような訳で「上座」が使われたのでしょう。ここからは想像でしかありません。
   
   江戸期に幕府から戒名に対し、お触れが出たようです。内容はあまり思い出せませんが、士農工商の身分制度を戒名にも対応させようとしたからだと思います。身分にかかわらず武士階級以上の戒名の位号を授与される人がいたため、階級により位号を制限するための施策であったようです。
   上座のある地区は幕府の影響の強い地区が多いようです。影響の少ない地方の藩では、そこまで影響はなかったのではないでしょうか。
   
   そのため埼玉の二例のように戒名に使用されない「上座」は抜け道として使用されたのではないでしょうか。上座はじょうざであり、かみざであるわけです。他の人とは違うぞという位号です。女性は、上姉、又は尼上座となるようです。
   本来なら居士以上の位だったと想像しています、現在ならば、院号居士なみか、それ以上の位号だったのではないでしょうか。

 

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   埼玉では数が少なく、消滅してしまい。静岡・愛知では多少多く使用されたために、一部の地区で残ったのではないでしょうか。そして居士・院号を使用できる時代になると上座は居士より下になったと想像しています。

   まったく的外れな論理かもしれませんが、あながち間違いではないと思います。

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