冥銭とは紙銭とも言われ、中国などで葬儀に使用する来世用の紙幣です。当然普段の買い物などで使用できるわけではありません。
十代の頃、テレビで見たことがあります。
日本で言えば六文銭になります。日本では三途の川を渡るときに六文かかるといわれ、土葬の頃は硬貨を入れていました。
中華天寳年製の伍拾圓札とありますが、中国の天寳は唐の時代ですから、あり得ません。いつ頃印刷された冥銭であるか分かりません。
冥府銀行、陰世通用です。
来世に豊かに暮らせるように大量に棺に入れたり、祖霊に対して墓前や軒下で燃やしました。
死後に困らないよう先祖に届くようとの思いなのだそうです。
裏面には般若心経が印刷されています。