今から45年ほど前に西国三十三所札所を何度にも分けて、2年かけて参拝していたことがあります。
何カ所か参拝したあとに、番外の花山院を含め、最後の三ヶ寺で札所巡りが終わる予定でした。
しかし、あいにく台風が接近しており、京都駅の切符売り場で台風状況を聞こうとすると、「解約ですか?」と真っ先に言われてしまいました。
いずれにかと思いながら西国札所は未達成のままになっています。
新幹線で濃尾平野を通過するとき、田圃であるか畑であるか、一面の海のようでした。
無理に参拝しないで、正解だったようです。
家でテレビを視ていると、花山院の南方である兵庫県下は、道が寸断したり橋が流されたで、若し近くまで行けたとしても、帰るに帰れないことになっていたようでした。
花山院の古い御姿札を見つけましたので、元気だったことを想い出しながら、御本堂で御姿を拝みました。
この御姿札は、おそらく花山法皇だと思います。晩年に帰京するまでの14年間をここで過ごしています。
※古い西国三十三観音霊場などの御札(御影)を数十枚集めることが出来ました。参拝した折に求めたのではありません。
古くは明治時代の御札です。かなり汚れていますので、ご了承ください。
順次掲載していきます。
花山院 兵庫県三田市尼寺352 地図link