以前求めた100円ショップダイソーの本が出てきました。今は売っていないようです。
この本を読んで、当寺の「ペット供養塔」に犬猫などの諸動物を納骨した方々の思いを綴ってみたいと思います。
ペットの永代供養塔を作ったのは、檀家さんの「この子と一緒にお墓に入れてくれ」の一言でした。
今の時代は犬と一緒に墓参りに来られる方が多くなりました。
しかし神社や寺院などでは「犬の散歩禁止」の看板を各地で見かけます。
お寺では眠っているご先祖様が成仏できない。神社では神聖な境内に犬畜生を入れることは、神々に対する冒涜であるなど、古くからの考えがあるからです。
私も子供の頃に犬を飼いたかったのですが断られました。しかし、父も晩年は犬を飼っていました。
犬は番犬、狩猟、牧畜、救助、警察犬、猫はネズミを家から追い出すために必要な動物でした。
亡くなった犬猫などは庭や林に埋めたり、離れた所に捨てられていたのです。中にはゴミとして処分されました。
かつて犬猫は放し飼いは当たり前だったのですが、時代が変わり家族になりました。
いまは家から散歩の時以外は、一歩も出ない犬もいるそうです。
そのため各地のペット霊園や納骨堂に納める方が増えたのです。
動物や人間は一生の心臓の鼓動は同じくらいの回数なのだそうです。その数は20億回だそうです。
小さな動物ほど寿命は短くなります。しかし家族となって、ペットも長寿命の時代となりました。
しかし人も老いたり、引っ越しなどのため手放さなくてはならない人もいます。
そのような犬猫などは、自治体の保護施設に依頼したりしますが、譲渡先がない場合は殺処分されてしまうのです。
中には売れなかった犬を何度も持ち込む繁殖業者もいるのだそうです。
譲渡される率は、僅か5%未満のようです。
ペットの納骨堂や霊園などに納骨せず、押し入れに十数頭もしまっていたお婆ちゃんがいました。
お婆ちゃんが亡くなり、当寺の納骨堂に収めた方がいます。
中には「どこにでも良いから捨ててくれ」と言われた片付け業の方もいました。この場合は業者さんが、実家の林に埋めたそうです。
犬が亡くなってから自宅の庭に埋めた方が、家を処分しなければならなくなり、黙って業者さんに売ってしまったと話していた方がいました。
その後、自宅跡は建売住宅になりました。業者さんからはお骨が出たとの抗議はなかったそうです。
しかし畑を買い取り、工場を建設していた業者さんは、大きな犬の骨が出てきて作業員が怖がり、作業が中断してしまったこともありました。
元の地主に連絡すると、自分の家では犬を飼っていなかったと言われたそうです。誰かが勝手に埋めたようです。
当日私が呼ばれて供養をしたこともあります。
ペットが高齢化すると、必ず介護の必要が出てきます。
家族と今後の対応を相談する必要もあるようです。お年寄り一人では対応できません。
動物病院に預けた方もいました。その折り安楽死への対応を勧められたと話していた方もいます。
今のうちに家族と対応を協議しておきましょう。
円泉寺のペット供養塔 合同法要
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