もうじきお盆です。
戦国から江戸初期に活躍した熊野比丘尼が絵解きで使用した地獄極楽図です。
元の図は臨済宗円福寺の寺宝で、東京都指定有形民俗文化財になっています。実物は、かなり大きいようです。
円福寺 東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎132 リンク
女性が多く書かれていますので、比丘尼による女性の救済を強く説く図のようです。
天・人・修羅・餓鬼・畜生・地獄の六道と、仏・菩薩・声聞・縁覚の四聖界の十界が描かれています。
順不同に並べましたが、おどろおどろしい図は嫌いです。
現在と時代の様相が異なりますので、この図の説明を読んでも違和感を覚えてしまいます。
お寺での御法事などでは、希望が持てる明るい展開になるように、特に49日忌では、間違いなく良い世界に行っていると説明するようにしています。
今度の施餓鬼会には、御本堂に掛けるつもりです。
熊野観心十界図 ジグソーパズル
10年ほど前に求めたジグソーパズルです。額の大きさはA3程度の大きさです。
地獄は何れの処にか在る いずれかの自心の中に観ん 弘法大師(秘密曼荼羅十住心論)