2018年08月

七福神と龍の絵馬

御本堂に飯能市の絵馬屋さん、故小槻正信さんの絵馬があります。

生前に書いて頂いた物です。

 

上の二枚が、幅約55センチです。

 

下は32センチです。

「上手に描いてはダメなのです」と言っていたのを思い出します。

ですから作品とあえて書きませんでした。

小槻正信」と検索すると、たくさんの絵馬が出てきます。

 

般若心経の読経が合わない!

昨年のご法事の時だったと思います。
ご親戚の中に、真言宗他派のご住職がいました。
 
最後に般若心経などをご一緒にお唱えるのですが、「ここのお寺のお経は、良く合いますね。私のところでは、ほとんど声が出ていません」と話されました。
 
 
ああ、あの声の人だと、すぐ分かりました。
お経が上がったり下がったりしていた人です。
 
音程が上下していることに、気がつかないだけでなく、所々強いアクセントがありました。
 
長い年月、奉職していてお経をお唱えすることが、少なかったようです。
退職後、頼まれて住職になったそうです。
 

 

 
他派でしたが、お墓参りの後に『「智山勤行式」のおつとめの仕方 CD付』をさしあげ、平坦にお唱えすることをお教えしました。
できたら自分のお経を録音してみるように話しました。
 
先月電話があり、檀家さん達が声を出して、唱えてくれるようになったと連絡がありました。
録音して、自分のお経が変なことに気がついたそうです。
 
 
お参りの方でも、かなり個性的な般若心経を唱えている方がいます。
聞くと自己流でした。教えて貰ったことがないそうです。
『「智山勤行式」のおつとめの仕方 CD付』を差し上げ、一緒にお唱え方の練習をしたことがあります。
 
 
あるお寺さんに頼まれて、檀家さんのご自宅に行くと「菩提寺の住職は下手だ」と言っている人がいました。
一緒に般若心経をお唱えしたのですが、合うわけがありません。
息継ぎをしている間のテンポがズレていても、あくまでも次の場所からお唱えしていました。
 
たとえば「色即‥‥是空空即是色」です。
自分に合わせない僧侶は、へたくそと勝手に思っているようです。
 
一言言ってやりたかったのですが、止めました。
どうせへたくその僧侶が来たと思ったに違いありません。不満そうな顔をしていました。
 
 
 
 
ネットには、たくさんのお経のCDがででいます。
お経に興味がありながら、お寺に縁の無い方は、ぜひ買って練習してください。
 
CDだけでは気がつかなくても、録音すると欠点が分かります。
 
ただし光明真言は、本山でのお唱えの仕方と、地方では異なることがあります。
本山では木魚を使用しませんので、平坦に唱えます。
多くの寺院は木魚を使用するお唱えの仕方です。私は木魚使用です。
 
以前あるところで、関西の少数他派の僧侶達も呼ばれました。
般若心経を一緒にお唱えしたところ、ある場所ではテンポが、ハッキリ違っていました。
ほとんどの宗旨では、般若心経の文字の読み方は違っても、同じようにお唱えしますが、ごく一部の派では異なることを知りました。
でも、このような法要では、大勢いる方に合わせろよと、つい思ってしまいました。
まだまだ、他にも個性の強すぎる読経の方がいます。
 
近年、御朱印ブームで来られる方が多くなりましたが、お唱えしていても読経になっていないこともあります。
自己流にならないようにしましょう。
 

シャム沈香といろいろなお香

 
数週間前になりますが、縁あってシャム沈香を買いました。
お寺用でなく、お世話になっている方への贈り物です。
 
業者さんの見本では、シャム沈香独特の甘い香りが漂いました。
しばらくすると残り香が部屋に満ちてきました。
以前頂いたシャム沈香より、良かったような気がします。
 
自分で使用するには、あまりにも高価すぎます。
アラブの金持ちが、買い占めているだけでなく、ワシントン条約で日本には手に入れるのが、難しくなっているようです。
 
 
 
普段使用しているわけではありませんが、頂いた見本の刻みの沈香です。
お寺で普段使用するには高級すぎ、すぐ無くなってしまいますので、私専用のお焼香に使用しています。
シャム沈香とは、比べようもありませんが、良い香りをしています。
 
見本の太尼(たに)沈香も頂いていますので、使い終わったら使用する予定です。
 

 
ご法事用の数種類入ったお香です。
普段はもっと上のランクを使用しています。
 
今回はケチったわけではありませんが、訳あって高級品と両方取り寄せました。
値段が半額以下です。
安い方は、若干香が強く感じますが、値段ほどの違いはありません。
 
しかし、高い方がこのみです。香りの柔らかさが高級品であることを感じます。
なれているせいか、飽きが来ません。
 
先程の見本の香は、この時送ってきた物です。
これがあるから、同じお店から取り寄せている面もあります。
 
 
線香などは、沈香が少しでも入っていれば、沈香と表示できるそうです。
大手の会社の品が、値段の割に楽しめないのは、宣伝費がかかっているからと、ある業者さんが言っていました。
 
 
お線香は、別の業者さんから仕入れています。お線香に関しては、この業者さんの方が好みです。
 
 
檀家さんにお分けする白檀主体のお線香です。
御本堂で使用する線香と同じです。
 
 
ご本堂用に沈香主体のお線香も取り寄せていますが、檀家さんからは圧倒的に白檀主体の方が、好みと言われています。
 
沈香の線香は成分は同じなはずなのですが、短くて太いミニ線香の方が、良い香りがします。
太い方は主に私専用です。
 
お寺に入った頃は、市内の店にある安い線香や焼香を使用していました。
お経を唱えていると刺激を感じます。
どのようなお線でも、同じと思っていたのですが、業者が送ってくる見本の線香や焼香を使用すると、刺激がありませんでした。
いろいろ業者を代えて、現在の香になりました。
経費は何倍もかかりますが、自分の身体のためと割り切っています。
 
以前ですが、都内の山手線内側高級住宅地にある、他宗旨のお寺さんに行くと、ご本堂から素晴らしい香りが漂ってきました。
シャム沈香の香りです。
この業者さんの東京本店が納めているそうです。
値段は言えませんと話していました。
 
 

後見人さんからの独身者葬儀・永代供養納骨依頼

 
近頃は、わずかですが後見人さんに依頼しておき、葬儀と永代供養を申し込む人がいます。永代供養だけのこともあります。
 
一年ほど前でしたが、八十代半ばの男性の葬儀をご本堂で行いました。
 
同居していた女性が5年ほど前になくなり、その子供達によって葬儀を行い、近くの霊園に埋葬されているそうです。
籍を入れなかったために、今回の葬儀は誰にも負担のかからないよう、後見人さんに依頼してありました。
財産は、内縁の子供達に遺贈することにしてあります。
 
前もって、後見人さんとご一緒に見学に来られた男性は、永代供養塔の予約と生前戒名、葬儀の相談をして帰りました。
 
亡くなられると予定通り御本堂での葬儀となりました。
内縁の方の子供達も来られましたが、後見人さんが全ての段取りとを決められています。
 
参列者は十数名でしたが、立派な葬儀だったと思います。
火葬後、当寺の永代供養塔に納められました。
 
 
ここまで後見人さんが対応してくれることは少ないと思います。
葬儀や永代供養などの対応は、遠い親戚に押しつけられたと話していた人もいました。
 
亡くなった男性も、ここまで考えて行動した人は、今までいませんでした。
 
 

離檀料が○百万円だって !

先日あるテレビで、離檀料(檀家をやめのための料金)の特集を行っていました。

離檀料が○百万円もするお寺があると、引き墓を斡旋する業者が取り上げられていました。

確かに高すぎると思います。

当寺に来られ、お墓や永代供養を見学した方は、田舎の寺から300万円、もう一件は150万円と言われたそうです。

内容が分からなければ、確かに高額の離檀料ですが、聞いてみると納得の料金でした。

300万円は、30年以上にわたり付け届けや御寄付無し。墓も放置していました。さらにお墓の位置が山の中腹で、広さも三坪ほどあるようです。

墓石や外柵を人力で片付けるにも、かなりの人件費がかかりそうです。

支払いの未納が100万円、墓地の片付け費用が200万円と考えると、決して高額な請求ではありません。

墓掃除もお寺に任せっぱなしだったのですから。

150万円は、やはり30年以上放りっぱなし、お墓の引き墓工事を入れれば、無理もないと思いました。

私は離檀料だけの話では無かったと思いました。

一方的に寺院批判の内容でしたが、詳細が明らかでない放送内容には、納得できない部分もあります。都合の良い業者や一部寺院の言い分だけでは、片手落ちでしょう。

ある引き墓の宣伝をしている業者さんに依頼した檀家さんは、墓地が広いので300万円と言われたそうです。

私が紹介した業者さんは半額でした。

有名な引き墓業者の内容も詳細に調べたのでしょうか。

ある寺院も紹介されていましたが、近在の寺院からは悪評を聞きます。

きれい事ばかり言って、隣の寺の檀家さんを10数件も檀家にしたそうです。2件のお寺から聞きました。周りのお寺にも意見を聞いたのでしょうか?

私は近在の寺からの引き墓や永代供養を依頼された場合は、お断りすることが多々あります。

檀家を勝手に取るようなことは、避けるべきでしょう。

マンション風のお骨自動搬送式施設も紹介していました。

ご先祖さまは静かに寝るどころか、四六時中建物の中を移動しているのです。

今は良いですが内部のシステムも30年で全交換する必要があるそうです。

ある駅から近い施設をついでに見学に行きましたが、周り中に反対の張り紙が貼り巡らされており、中まで行かずに帰ってきました。

そのお寺が倒産したそうです。元々の檀家さん、契約された方々は、どうしているのでしょう。

あるテレビ局は、宗旨問わず院号居士の料金を○万円としている寺院?の紹介をしていました。あそこは○○宗系ですよ。かつてはマンションの中にありました。マンションの一室でも宗教法人なのでしょうか?

そこで買った紙切れを持った方が、永代供養の見学に来られたことがあります。

しかし、私の話を聞き、信士の戒名にしました。だまされたと思ったそうです。

拝むことも、引導を渡すこともせず、○万円の紙切れを信じさせるとは。

当寺の檀家さんには、院号居士は1パーセント以下です。

檀家が減り、住職がいなくなる寺が増えています。お寺がなくなることもあります。

都内の一等地の宗教不問マンション墓地(宗旨問わずは、税務署が収益事業と見て、宗教行為と見なしていないはずです)やきれい事寺院に目を向けるだけでなく、田舎の寺の困窮状態も目を向けて下さい。

檀家さんの孤独死

 
お盆前に檀家さんから電話がありました。
分家の50歳台男性で、死後2月ほど経ています。
身体を壊して求職中だったようです。
 
近くの従兄弟は、警察から電話があっても、ご遺体の受け取りを拒否したそうです。
実の子供でも引き取らないこともあります。
叔父さんが生きていれば、こんなことにはならなかったでしょう。
 
当寺霊安室にお預かりすることになりました。
状況が状況ですので、霊安室に来て頂けるかと思いましたが、数人がお線香を手向けに来られました。
 
急遽、二日後の午前中に火葬に付したあと、御本堂で葬儀をして永代供養塔に納骨することになりました。
参列者は、ご本家と他の3人だけでした。
 
遺影、仮位牌、生花は、当寺で用意しています。
15年程前に私がデジカメで撮っておいた画像をい印刷し、遺影としました。
戒名は、ご両親の戒名に合わせて考えました。
 
施主がいるようでいない葬儀です。お布施などは頂けるような状態ではありませんでしたが、ご本家が供養料として、若干負担していただきました。
この浄財にてご本人・ご両親の戒名を永代供養塔に彫刻させて頂く費用にします。
 
ご両親も後日供養を行い、永代供養塔に納骨となります。
お墓をどのようにするのか、まだまだ未定です。
 
檀家さんの葬儀としては、ここ数年で一番つらい思いの葬儀でした。
はにかみながら話す、個人の面影が浮かびます。
 
 

八坂神社(天王様)祭礼に巫女舞の奉納

今日は天神社・西澤宮司により、スグ隣の地元の八坂神社(天王様)の祭礼が行われました。

数年前までは、他の神職の方に依頼していたのですが、私から地元の方々に西澤師に依頼していただくようお願いいたしました。お掃除など宮司が行っていたのですから、当然のことでしょう。

今回は初めて巫女舞の奉納がありました。

毎回参列するのは、地元の役員だけでしたが、今回これでも三倍以上来られています。

若い女性やお子さんが増えたのは嬉しいですね。

毎年巫女舞の奉納があるわけではありませんので、今回は特別かもしれません。

 

江戸絵図

一枚ぐらい江戸の絵図を持っていたいと思い、市内の骨董屋さんから求めました。立て93センチ、横133センチです。掛け軸になっています。

一番驚いたのは、安かったことです。

骨董屋さん曰く「そんなものですよ」と言っていました。

 

絵図は右側が北

当然、江戸城中心です。

 

安政6年の図です。

 

増上寺

 

寛永寺

 

左下が目黒不動  右上が祐天寺

 

左  永代寺

 

左上  護国寺

 

その他、いろいろな寺院、屋敷などが描かれていますが、おおざっぱすぎて、小さな寺院などは載っていません。当然でしょうが。

 

以前求めた地図ソフト「江戸明治東京重ね地図」は便利です。

時代の変遷が分かるだけでなく、かなり詳しく掲載されています。拡大縮小も出来ます。

さらに南北が今の地図と同じになっています。これが以外と有り難いのに気がつきました。

 

 

愛犬・愛猫の新盆

ごくたまに聞かれるのが、ペットの新盆です。

先日もペット供養塔に愛犬を納骨した分家さんから聞かれました。

 

以前にも聞かれましたので、近頃は気が楽です。

「お墓参りだけで良いですよ、どうしてもと思うなら、写真の前に花とペットフードを置いてください」「お線香も手向けたいなら、ヒャクエンショップに香炉が売ってます」

「その前に、お爺ちゃん、お婆ちゃんの墓参り」

分家さん「あっ、忘れてた」

まあこんな感じです。

 

天神さま(道真公)の彫刻

 

菅原道真公(天神さま)を祀る神社には、牛の像が奉納されているのを目にします。

大宰府において道真公がなくなり、遺体を載せた車を引く牛が、座り込んで動かなくなりました。道真公が動かなくなった場所を自分のお墓にしたいのだと、周りの人は思い、そこが墓地となりました。

また丑年生まれであったことも、全国の天神社に牛の像を奉納し祀るようになったわけです。

 

骨董屋さんに聞くと、かつてこの彫刻は、飯能市内の神社に納められていたようです。

彫刻の左下にこれを彫った「野﨑直延」の名が彫られています。市内稲荷町の久下稲荷神社の稲荷神像台座には、野﨑直延の名があるようです。

 

この彫刻は、ご本堂に掲げてあります。

 

当寺天神社の撫で牛です。祭礼の時のみ拝むことが出来ます。 平松天神社

 

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