龍? 雲です
先日境内の天神社宮司からいただいた雲の写真です。
龍に似ていることに気がついた私が、写していただきました。

来年は良い年でありますように。
野毛大塚古墳は玉川野毛町公園の一角にあります。
後円部の上には、副葬品が描かれています。
ここは全長88メートルのホタテ貝式古墳なのだそうです。
知ってはいましたが初めて見る形の古墳です。どこかで見ていたのかもしれません。
手前が前方部です。
ホタテ貝式古墳としては、有数の規模だそうです。
貴重な副葬品は重要文化財となり、国立博物館に保存されています。
この古墳の後、近くの等々力渓谷に吉見の百穴のような横穴式のお墓が造られました。
上り下りには、かなり急な坂道ですが、等々力不動の札場脇より、渓谷に向かう道があります。
ここは都内唯一の渓谷です。
滝に行く途中に神変大菩薩が祀られています。
約四十年程前にここに来たときは、先輩が早朝に滝行をしている人がいると話していました。
今でも行っているようです。瀧轟会ブログ
稚児大師が祀られています。この当たりまでは、等々力不動の境内なのでしょう。
多くの方が散策をしています。
今は冬ですので、多分少ないのでしょう。もう少し前の紅葉の頃は、かなり多かったと思います。
渓谷は良く整備されています。保存会のかたがたの尽力なのでしょう。
都内の渓谷はここだけです。豊かな自然が保存されており、環八の騒音が全く聞こえません。
ここの斜面には横穴があり、後でゆく野毛大塚古墳などの後に横穴式のお墓が作られていました。1から3までは表示されていましたが、実際には吉見の百穴のように、多くの横穴があったのかもしれません。
渓谷は環八の下も流れており、ここより先には行きませんでした。
実はこの後、野毛大塚古墳に向かったのですが、次回に致します。野毛大塚古墳ブログlink
環八の歩道からの景色です。
日本庭園は渓谷の景観を利用し、趣があります。
庭園内の建物では、無料のお茶がありました。
この建物の西側には芝生の広場がありました。
広場の西側にはトイレがありますので、トイレが近い私にも有り難いコースでした。
ここの北側、西側は住宅地になっていました。落ち着いた家が多くあります。
また等々力不動の駐車場に戻りました。
私が入山した頃は、地元ではほとんどの家の仏壇に御本尊がなく、お位牌も仮位牌(白木の位牌)でした。
「私が御本尊大日如来様を祀ってください。お位牌は本位牌にしましょう」と言っても「この辺の風習だ」と言われてしまうことが多く、困ることがありました。
過去帳をデータベース化にすることにしましたが、その前にお寺の過去帳と墓石を全部調べました。
各檀家さんに写しをお送りし、家のお位牌、墓石を調べ、間違いないか提出していただくことにしました。
次々に檀家さんが来られ、過去帳の整備が行われましたが、お位牌がいろりの火のため、真っ黒になっていたり、位牌自体がほとんど残されていない家が多数ありました。
一緒にお墓に行き、墓石の文字を再度読み取ろうとしても、風化して読めない文字が沢山あり、お寺の古い過去帳をデータベース化した中のどの家か不明な戒名と照らし合わせ、かなり多くの不明な故人を特定することが出来ました。パソコンは便利ですね。
本位牌は忌明け(35日忌・49日忌)までに用意しましょう。
近頃は仏壇も小さい製品が多くなり、あまりお位牌を増やせなくなりましたので、夫婦位牌(ご夫婦で並べて書く位牌)をお勧めしています。
繰出位牌は、三十三回忌に本位牌から中の白木に書き入れて祀ります。最初から繰出位牌にはしません。三十三回忌を過ぎるとご先祖様として祀ります。まれに連れ添いが亡くなって、三十三回忌を過ぎていることもあります。
その場合は、次の五十回忌でも良いとしています。
最初から繰出位牌にはしません。葬儀屋さんが少しでももうけようと、最初から繰出位牌を勧めることがありますが、断るようにしましょう。
三十三回忌過ぎの連れ添いと、新たに亡くなった方を夫婦位牌にすることも致し方ないと思っています。
白木・本位牌が三十数枚の檀家さんがありました。檀家さんだけでなく、親戚の位牌も含めてですが。
この写真では自宅のだけですが、飯能では山間部に親戚にお位牌を作り、お渡しする風習が残っていました。知る限りでは、八高線沿線の八王子市、越生町でもありました。
同じ方のお位牌は作っては行けないと言うお寺さんがありますが、お位牌は亡くなった故人ではなく、依り代と考えるべきです。そこに亡くなった方が来やすくする場所です。親子で共に作ることが多々あります。
有名な武将などは同一人でありながら、全く異なる戒名のお位牌が別々の場所に祭られていることがあります。
今では紙位牌を書いてお渡しするようになっています。たまに山間部出身の檀家さんに頼まれることがあります。
しかし、誰のお位牌か分かる内に、親戚の分は菩提寺にお位牌のお焚上げを依頼しましょう。
以前、檀家さん全てに「お仏壇の意味とまつり方」をお配りしました。
その頃から、御本尊「大日如来」様、本位牌が当たり前になってきました。
さらにお位牌に梵字「ア字」を入れない例が多かったのですが、必ず入るようになりました。
地元の仏具屋さんは、「梵字など入れたことはない。住職に書いてもらえ」と言われ、私のところに持ってきた檀家さんがありました。
それ以来、お位牌は私が紹介するようにしています。
いつの間にか飯能市内も仏壇に御本尊、真言宗はお位牌に梵字が多くなったようです。
かつては紹介した仏具屋さんが「飯能は御本尊を祀ってないところばかりですね」と言っていたのを思い出します。
羯磨(かつま)と輪宝(りんぼう)に鈴が付いています。
初めて見ます。面白い試みですね。
お参りが済んで、境内のお店でコーヒーを一杯。
札場の先を行くと、等々力渓谷に降りる道が続いています。
その前に舞台からしたの渓谷をながめました。まだ紅葉が残っています。
東京は暖かいですね。
等々力不動の脇をぬけて、等々力渓谷に向かう人が多くいました。
私たちも向かうことにしました。
数年前にお祀りした仏様、像高約17センチです。調べてみると古朝鮮の観音様に似ています。
戦前に収集した美術品なのだそうです。
まだ鍍金も少し残っています。
御尊像の後ろには突起があり、丸い穴が開いています。
懸仏のようにして、お参りしていたのでしょう
頭部にも仏様があります。
右手には何かを持っているのですが分かりません。観音様であれば経巻なのですが。
右手の内側は腐食しています。
西澤宮司の知人(2回にわたり儀式を行った女性神職さん)の関連する会の方々です。
12月1日 月次祭
12月15日 月次祭
各地の神社に出かけて、巫女舞奉納を続けているそうです。
外で各お堂のお勤め(朝勤行)を行っていると、メジロの鳴き声が聞こえました。
椿の蜜を吸っているようです。
お勤めの後、カメラを向けたのですが、250ミリまでのズームレンズですから、全てトリミングです。
何羽もいるのですが、動きが速くホンの一時しか止まっていませんので、シャッターチャンスがありません。
タブノキにも来ていますが、何か食べるものがあるのでしょうか。
まともな画像もなく、ピント外ればかりでした。
他の鳥の集団の声を聞き、あっと言う間にいなくなりました。