2020年03月

妙見堂 樹木の枝を伐採

本日は妙見堂の樫の木の枝の伐採です。

妙見さまの予算がなく、円泉寺護持会の費用でまかなうことに致しました。

クレーンも依頼し、届かない高さの枝を切り、つり上げました。

 

低い場所は植木屋さんです。

 

枝は機材を使用し、チップにしてトラックに送りました。

 

少し切りすぎではとも思いましたが、仕方が無いのかもしれません。

 

念のため樹木医さんに依頼して、手当をお願いする予定です。

 

都内の大型納骨堂 破産 倒産 経営不振                 今年の永代合同法要を中止致します→

 

ベンツに乗っていません 寺院消滅

寺の住職が「車で事故を起こした」「犯罪を犯した」などの記事がネットのニュースに出ると、必ずのように「寺はベンツなどの高級車に乗っている」のコメントを見ます。
一般の人へ場合との違いを感じます。

先に言っておきますが、私の乗っている車は、新車ですが1300ccです。
しかし、以前載っていた1800ccのエンブレムを見て「お寺さんはベンツに乗れて、いいですね」と言われました。
すかさず「マツダの中古です」と言いました。
その奧さん、寺の住職は誰もがベンツに乗っているとおももっているようでした。

 

 

お寺や神社は危機を迎えています。
ある都内の御住職が10年前に「十年間で寺の収入が三割減りました」と話しいました。
いずれ私が住職をする寺も同じようになるのかと思いました。
三割ではありませんが、確実に減っています。

以前読んだ『寺院消滅』です。

 

 

この本によれば、2040年までに、寺院数が49.8パーセントに減少すると書かれています。
統計ではっきり出ている数字のようです。

子供の減少、結婚しないなど、人口はどんどん減っていきましす。
地方から都会に子供達が仕事を求め、お寺でなく霊園にお墓を移したり、永代供養にする人も増えています。

当寺でもお墓を守る人が3件絶えてしまったために、永代供養塔を建設しました。
その結果、ますます寺離れ、お墓離れ、葬儀離れを実感しました。
来られた方の半数以上が、葬儀をしていません。

以前、妙見菩薩・平将門を調べており、関東一円を廻りました。
すると二ヶ寺の屋根が崩れており、小さな神社は、草ボウボウの敷地に鳥居だけが建っていました。

私のいる地域は、マダマダ持ちこたえそうですが、山間部のお寺は檀家が減るばかりです。
実際、ある県の友人は自分の子供に「寺は継がなくて良い」と言っていました。さらに昨年の台風では裏山が崩れ、修復に1600万円かかると話しています。
さらに冠水した寺、屋根瓦が半分飛んでしまった寺などの話しを聞きました。

昔は兼職をして寺を維持していた寺がほとんどでした。
今は兼職が難しい時代になっています。

霊園でさえ破綻するところも出てくるでしょう。出ているかもしれません。

 

都内の大型納骨堂 破産 倒産 経営不振

今から4年ほど前、都内の納骨堂を経営する寺院が破綻しました。住職、副住職は行方不明となっていました。

お寺に至る民家には、破綻後にも納骨堂反対のビラが至る所に張られたのを「月刊 住職」で見たことがあります。

その寺を検索で調べると、業者が書いていると思われる記事がいっぱい出てきます。他の寺院の納骨堂では、そのようなことはありません。

都合が悪いことは、最初の方に表示されないようにしているのでしょう。

当寺も同じではないのかと言わないで下さい。

 

都内には、いくつもの大型納骨堂ができました。

しかし、同じ考えをする寺院や業者さんもたくさんありますので、最初は良くても後悔する寺院も増えているようです。

契約が伸びないだけでなく、競争が激しく足の引っ張り合いになっています。他にも破綻した寺院が出てきています。

お寺は税金がかからないと思うでしょうが、宗旨問わずの施設には税金がかかってきます。霊園と同じです。

 

 

どこの施設も数十年すれば老巧化し、リニューアルが必要になります。それらの費用も必然的に億単位の資金を用意しておかねばなりません。

管理費の値上げをした寺院もあるようです。

 

都心部は親戚同士集まるのに便利です。

高額ですが利便性を考慮すれば、田舎の墓や納骨施設より魅力があるでしょう。

しかし、破綻やリニューアルすることもあることを選択肢に入れなければならないと思います。

 

 

桜が咲き出しています 彼岸のお中日             妙見堂 樹木の枝を伐採→

桜が咲き出しています 彼岸のお中日

境内の桜は、いつもは4月に満開となりますが、今年はもう咲き出しています。

境内にはソメイヨシノの他、山桜もありますが、こちらは蕾のままでした。

妙見堂の桜が今一番咲いています。

 

蕾もたくさんあります。

 

他の花々もジックリ探すと、アチコチに咲いていますので、お墓参りだけでなく、ユックリ見学していただきたいと思っています。

 

もう少しでニリンソウが咲き出しそうです。

 

警備員さんを三人依頼しました。

しかし、新型コロナウイルスのため、この写真を写していても、駐車場には車が一台だけでした。

それも墓参りではなさそうです。

閑そうです。

 

10時30分

 

いつもなら駐車場が満杯どころか、他の駐車可能な場所や公園まで駐めるしかなくなります。

それでも墓地には、かなりの花が手向けてありました。

彼岸をあえて避けたのかもしれません。

 

午後はかなり増えましたが、例年ほどではありませんでした。

 

追記 3月22日  お中日より墓参りが多いようです。しかし、駐車場が満杯になることはなかったようです。

追記 3月23日  桜が、ほぼ満開です。

 

桜ではありませんが、妙見堂下のペット供養塔に花がいっぱいです。

 

新型コロナの影響? ファックスの数が減りました               都内の大型納骨堂 破産 倒産 経営不振

 

新型コロナの影響? ファックスの数が減りました

毎日何枚かのファックスが届きます。

檀家さんからなどは読みますが、ほとんどが営業ですので、読むことはほとんどありません。

以前はいちいちファックスお断りの返信をしていましたが、面倒になり止めました。

 

ここ数日、ファックスが届いていません。

業者も新型コロナウイルスのため、自粛しているのでしょう。

 

私は博物館や寺社巡りを予定していましたが、全て取りやめました。

 

 

今日は彼岸の入りです。墓参りに大勢来られると思いますが、電車しか手段がない方は弱っているでしょう。

 

 

←分骨すると、その部分が弱い人として生まれる? 成仏できない? そんなことはありません                   桜が咲き出しています 彼岸のお中日→

 

分骨すると、その部分が弱い人として生まれる? 成仏できない? そんなことはありません。

先日、分骨に反対する意見がありました。

「分骨すると、生まれ変わった後に、その部分が弱い人として生まれる」と言われていたそうです。

「分骨すると成仏できない」と言っていた人もいました。

そもそも渡された遺骨は、全てのお骨が入っているわけではありません。

以前問題になった「残骨灰(ざんこっぱい)」の中には、お骨が残されています。「残骨灰リンク

地域によっては、小さな骨壺を渡す地域があります。親御さんの骨壺を見て、小さいと思ったことがありましたが、これがその地では普通だと知りました。あとは残骨灰として自治体が施設に納めているのかもしれません。

都内の火葬場によっては、骨壺のお骨の量が違います。人口が多く、早く焼き上げないといけないため、強い火力で行うためと、残骨灰の量が多いのかもしれません。確証はありませんが。

 

 

土葬ならともかく、火葬では避けられないことなのです。

私は日頃お仏壇に手を合わせること、お墓参りを行うことの方が、遙かに大事だと思います。

また、浄土真宗などでは、分骨を御本山に納める地域もあります。

永代供養の方でしたが、お骨を姉弟三人で分けた方もいました。色々事情があるのでしょう。

 

それよりはお骨を身につけるペンダントの方が心配です。

レストランの洗面所に忘れてきた檀家さんがいました。出てきたから良かったのですが、それにこりて後日ご主人の骨壺に納めました。

 

私は常日頃、「故人は間違いなく、天国であるか、極楽浄土であるか、良いところにいってますよ」「たとえ宗教、宗旨が異なっても、同じ場所でご先祖様、友人達、御縁のある方々と仲良くしています」と話しています。

宗教、宗旨によっては、「自分たちだけが、天国・極楽に行ける」といっている人がいますが、お釈迦様の考えに反しているとお思います。

 

宗教、宗旨などに囚われず、色々な方を思いやる気持ちが一番大事です。

 

天神社で梅花祭                  新型コロナウイルスの影響 ファックスが減りました→

 

天神社で梅花祭

新宮司による梅花祭

 
3月7日(土)は梅花祭を執り行いました。平松天神社宮司としての、初仕事でございます。
梅花祭は通常、菅原道真公の祥月命日である2月25日に行われる菅原道真公を偲ぶ祭事ですが、平松天神社では、お社の前の梅の花が見頃を迎える時期に、この梅の木のために行っております。
(今年は例年よりも早く見頃を迎えたため、見頃を過ぎておりましたが・・・)

 

この梅花祭は、先代の西澤宮司が一番楽しみにしており、また、思い入れのある祭事でございまして。
わたくしが先代の西澤宮司よりお聞きしたお話をほぼそのまま、記します。
 
「大谷さん、僕はね、ご住職がいなかったら今の僕はなかったんですよ。
ここのお宮をみるようになってから、またいろんなことがあってね、たくさんの出会いがたくさんあってね、ここの宮司をさせてもらえて本当に良かった!!って心から感謝しててね。
 
でね、この梅の木はね、ご住職のお母様がとても大切にされていた木でね。ご住職をこの世に産んでくださったお母様が大切にされていた梅の木だから、梅花祭をねやってね、細くても良いから長くずっと続けていきたいんですよ。
 
この話、ご住職には内緒ですよ。でないと、ご住職喜んじゃって態度が大きくなっちゃいますからね(笑)。ただでさえ僕の方が立場小さいのに(笑)。」
 

そして昨年はわたくしは豊栄舞を奉奏させていただきました。
今年も同じように、梅の木の下に西澤さんがいて、わたくしが豊栄舞を舞って、終わったらいつもの西澤さんとご住職の天然漫才が見れるものと思っておりました。
 
まさか自分が宮司として斎行するとは全く予想しておらず、本当にいつ何が起こるか、どんな変化がやってくるか分からないものでございます。
昨年、西澤さんがどのような祝詞を奏上したのかも覚えておらず、今年どんな梅花祭にしたいのかもお聞きしておらず、しかし梅花祭を行いたいそのお気持ちをお聞きしておりましたので、

この梅の木の美しさを称えその恵みに感謝し、梅の木が喜んでくれたなら、その様子を菅原道真公がご覧になったら喜んでくださるだろうと思い、先代の西澤宮司のお気持ちに沿った祭事といたしました。
おさがりは「梅干し」でございます。来年はこの梅の木に実った梅の実で作った「梅干し」をおさがりにしたいと思っております。
 
お近くにお越しの際は、ぜひお参りくださいませ。
 

梅花祭 2020年3月7日(土)

斎主:宮司 大谷、祭員:禰宜 佐藤、巫女:伊藤(豊栄舞)で執り行い納めました。

 

天神社リンク

 

このようなブログもあります。             身體との対話 いのちに訊く               いとちんさんの自由奔放

 

巫女舞のホームページです。        やまとおとめ

 

←ペット供養塔のワンちゃん猫ちゃん像               分骨すると→

 

ペット供養塔のワンチャンと猫ちゃん

毎朝、境内の諸堂のお勤めをしています。

段々とペット供養塔脇のワンチャンと猫ちゃんの色合いが悪くなっていますので、記録に残すためにアップで撮影しました。

 

 

 

 

 

愛らしい犬猫のモニュメントは、ここに納骨された方々にも喜ばれています。

 

←今日の御法事はマスクだらけ              天神社で梅花祭→

今日の御法事はマスクだらけ 後日の葬儀もマスク許可

今日の御法事は、施主さんと私以外はマスクをしていました。

外さなくて良いと話しています。

各地で新型コロナウイルス罹患者が増えているのですから、仕方がありません。

 

家内が買い物方々、マスクを探しましたが、どこにもないと話していました。

トイレットペーパーとティッシュペーパーは、あったそうです。買い占めはよしましょう。

 

追記 2020/03/06

私は外しましたが、先日の通夜・葬儀もマスク可で行いました。

葬儀スタッフ以外は、ほとんどの方がマスクをしています。

当日の写真ではありません

 

さすがに後席での食事はマスクを外しました。

もっと新型コロナウイルスが流行れば、親族参列者の食事は少なくなるかもしれません。

 

←美人画                ペット供養塔のワンチャンと猫ちゃん→

美人画

お寺に美人画?、と思う方もいると思います。

いつもお手伝いいただくセミプロのカメラマンさんへの御礼です。

二点を手に入れましたので、この少し新しい掛軸をお渡ししました。

 

 

 

 

作者名も印もありませんでした。箱に美人画とあっただけです。

ネットで見た時より、ズッと良い作品でした。

この絵をお渡しすることにしました。

 

もう一点は、モット古い作品です

戦前であると思います。

 

幸太郎の名があります。

裏に京美人幸太郎画とありました。

名前を元に検索しましたが、一切出てきませんでした。

 

表装が傷んでいる部分がありましたので、こちらは私が持っていることにしました。

 

←大正大学御本尊 東京国立博物館で公開                      →今日の御法事はマスクだらけ

ページ上部へ