2015年09月

赤塚城跡と板橋区立郷土資料館 乗蓮寺(東京大仏) 松月院 武蔵千葉氏

板橋区立郷土資料館で開設されている「武蔵千葉氏展」へ行ってきました。郷土資料館は武蔵千葉氏の城跡にあります。

資料館 リンク

平成27年9月19日より11月1日まで

2015930171152.jpg
2015930171214.jpg板橋区立郷土資料館

201510310308.jpgクリックして拡大

 

当寺の妙見菩薩資料が何点か展示されています。

 

2015930174312.jpg

高崎市妙見寺 妙見菩薩  当寺資料

(上野国  息災寺)

2015930174239.JPG

当寺の童子形妙見菩薩

201510110127.jpg

相馬太田神社 妙見菩薩  当寺資料

 

2015930174517.jpg

三井曼荼羅図の尊星王

(妙見菩薩)

2015930174658.jpg

三井曼荼羅図  当寺資料

2015930174724.jpg

能勢形妙見菩薩  当寺資料

 さすが専門家ですね。丁寧に展示され、的確な説明が書かれています。詳しくは郷土資料館でご覧ください。

 

郷土資料館の南側は、赤塚城本丸跡です。歩いて行けます。

 

 

2015930175449.jpg

赤塚城本丸跡

 

 

 

201593017559.jpg

本丸跡の碑

 

近くの板橋美術館では、「まあ! おもしろ江戸屏風展」を行っていました。

201593018524.jpg
201593018549.jpg

赤塚城二の丸跡には乗蓮寺「東京大仏」があり、千葉氏の妙見祠が残されています。

2015930181024.jpg

東京大仏

2015930181050.jpg千葉氏関連の妙見祠

乗蓮寺近くの東南東には武蔵千葉氏の菩提寺「松月院」があります。

2015930181633.jpg

松月院

2015930181654.jpg武蔵千葉氏のお墓

お墓はかなり古い墓石ばかりです。武蔵千葉氏の子孫は最期に後北条の家臣・北条氏繁(1536~1578)の四男・直胤が婿養子としてあとを継きましたが、後の記録はないようです。

 

郷土資料館の方々は、少ない資料で苦労されたようです。

ほとんどの千葉一族は鎌倉、室町、江戸と徐々に力を弱体化していきました。

現在「千葉氏顕彰会」が一族の交流を行い、活動をしています。 リンク

 

武蔵千葉氏展のご紹介-東京都板橋区立郷土資料館 平成27年9月19日~11月1日

過日板橋区立郷土史館の方がお見えになり、急遽資料として妙見様像、掛け軸などをお貸し致しました。

比較するために千葉氏とは関係ない能勢の資料、三井曼荼羅図などもお渡ししています。

板橋区立郷土資料館 リンク  地図 

 

201592511310.jpg

チラシと図録

  2015925101319.JPG

妙見菩薩像

 

2015925101410.jpg

妙見寺 高崎市

 

 

平将門の子孫である千葉氏の末裔は鎌倉以降、全国に散らばりましたが、妙見信仰は受け継いて行ったようです。

鹿児島から青森まで、移り住んだ地域には、妙見様がまつられています。

明治以降になると北海道開拓に携わった方々は、相馬神社などを勧請してまつりました。相馬家宗家も北海道に移り住んでいます。

しかし、北海道では廃仏毀釈の関係で、元々妙見様をまつっていたことを忘れられているそうです。

 

千葉氏は室町時代になると鎌倉公方側と関東管領上杉氏側とに分かれ、それぞれ力を落としました。また、豊臣勢対小田原北条の結果、千葉氏は昔の勢いは全くなくなってしまいました。しかし、現在も各地に多くの子孫が残されています。

また、九州にいた千葉氏の宗家は、現在は柏市に移り住んでいます。   ホームページ       肥前千葉氏

 

 板橋区立郷土資料館   〒175-0092 板橋区赤塚5-35-25   

開館時間 9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日  毎週月曜日(祝祭日の場合は翌日)・年末年始 展示換え・施設点検等で臨時休館する場合があります


  TEL 03-5998-0081              
  FAX 03-5998-0083               
  E-mail kyoudo@city.itabashi.tokyo.jp    

 

追記  次回は資料館に行ったときのブログです。  リンク

       

 

秋彼岸のお中日

2015923181825.jpg

 

今日はお中日ということで、警備員さんを3人依頼し、交通整理を依頼いたしました。

いつもはお客様が多いので、お中日はご法事を入れないようにしています。

でも、どうしてと思うほど今日は少ないお参りです。

市内の和菓子屋の店員さんは、いつもなら大勢お客が来るのに、手持無沙汰だったと言っていました。

こんなこともあるのですね。

 

2015923182131.jpg

 

しかし来られた方とは、ゆっくりとお話ができました。

かえって昨日のほうが、あわただしかったほどです。

 

 

 

霊安室-静心庵

リフォームといえるほどではありませんが、外壁だけは少しましになりました。入り口も片屋根がつきましたので、雨の心配も少し減りました。

入り口を仕上げて、より使いやすくする予定です。 内部もいずれ感じよくするつもりです。

 

 

ご本尊は阿弥陀如来二十五菩薩来迎図の屏風か、十三仏の掛け軸になります。

ここの小屋を「静心庵」(せいしんあん)と名付けました。名前だけは立派です。

 

百人一首にある 紀友則

ひさかたのひかりのどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」  しづ心=静心

よりとりました。

 

のどかな春の日に、桜の花が散っていってしまうように、大事な人が亡くなられてしまった無常を、少しだけでも安らげる場所であればとの思です。

 

ご遺体を安置する場所がない方は、霊安室 「静心庵」 の檀家さん以外の使用も可能です。

 

使用料は無料ですが、指定葬儀社のみとさせていただいております。

ただし、在来仏教の方か、菩提寺が未定の方に限ります。一部の宗教団体は、お断りしているところもございます。

静心庵での読経や法要・供養は、円泉寺住職以外は出来ません。

 

指定葬儀社 初心堂

  携帯:090-5538-1188(荒岡)

  葬儀費用 ご自宅、静心庵にご遺体を安置した場合

  • 広域斎場・円泉寺での葬儀、60万円(税別)
  • 直葬(火葬のみ)、20万円(税別)
  • ラストメーク(死に化粧)料金も含みます。口や目を開いたままや、精気のないお顔が、生き生きとしたお顔になります。

お支払いは上記の料金で、ほとんどが済んでいるようです。

詳細は、携帯にてお問い合わせください。  初心堂 リンク

 

 

宇賀神

20159521819.jpg

 

天神社に祀られている宇賀神様です。小さい御尊像です。

普段は直接お参りすることは出来ません。天神社の祭礼や例大祭の時のみとなります。   天神社 リンク

 

201595211018.jpg

201596194612.jpg

厨子の額に宇賀神の文字

 

宇賀神を初めて知ったのは円泉寺に入山する何年も前でした。30年以上の昔です。

ある神社の境内に首から上がなくなった石仏を見たのが最初です。記憶を頼りにネットで調べたのですが、思い出せません。確か千葉県の北部だったような気がします。

 

お地蔵様の石仏なども 頭部のない石仏を各地で見ます。自然に割れたのでなく、意識的に割ったとしか思われない仏様もあります。

残念なことです。

近在にも宇賀神様が祀られています。    日高市清蓮寺

 

宇賀神  Wikipedia

 

追記

BS TBSで少しだけ宇賀神様が紹介されました。  ブログ  link

 

将門神社ー東京都八王子市上恩方

平将門伝承は、茨城県・千葉県だけでなく、埼玉県・東京都・山梨県にもあります。
戦いに敗れた将門公を支えていた人たちの中に、筑波の山伏がおり、山沿いに伝承が伝わったという説もあります。
私が住む埼玉県飯能市にも残っています。
 
妙見菩薩と平将門を調べていますが、東京都八王子市下恩方町の将門神社は他の方のブログで見てもすぐに見つからないこともあるようです。
私も苦労しました。
必ず交番や近在の方に聞きましょう。
 
 
201594214846.jpg
 
201594214912.jpg
 
 
201594214929.jpg
 
間違っても神社の正面から行くことは不可能です。
道に沿って、北に向かいます。
 
201594214947.jpg
 
将門神社前の畑は危ないです。草ぼうぼうで、猪が掘り返した跡ででこぼこです。
高低差があり、帰りは特に危険です。
まず畑から行きましたが戻り、あきらめて道沿いに行きました。以前参道はあったのかもしれませんが、山の中の方が、草に覆われていないぶん安全です。
 
20159421506.jpg
 
脇に入る道がありましたので、行ってみました。
 
201594215028.jpg
 
お墓に出たら左に行きます。
 
201594215454.jpg
 
畑の中は進まず、山の木に沿って行くことをお薦めします。
 
201594215129.jpg
 
201594215156.jpg
将門神社
 
正面に横になった竹をどかして神社に向かいました、近頃お参りした人はほとんどいないようです。
念願の将門神社にお参りしましたが、何か寂しい帰途となってしまいました。
 
各地の神社仏閣を調べに行くと、崩れ落ちたり更地になった場所がたくさんあります。
檀家氏子の減少、高齢化、意識の変化など、これからどんどん加速していくでしょう。
 
 
 
 
追記
 
将門神社は他のブログから引っ越しました。
久しぶりにネットで検索してみると、将門神社(将門大明神)のホームページがありました。前の畑など刈り込んだ様子が分かります。
 
    将門大明神    
 
 
ページ上部へ