先日市内の骨董店「N」さんから観音様?の懸仏「御正体」(かけぼとけ・みしょうたい)を求めることが出来ました。以前から懸仏を一体は欲しいと思っておりましたが、とても手が出ないほど高価でしたので、あきらめていました。
国内には同じ型で作られた御正体が少なくともあと4体はあるようです。御尊像は観音様でしょうか?。
他の骨董屋さんでは平安末期、鎌倉期と言っていたようですが、N店は室町時代でしょうと言っていました。日本の美術№284「鏡像と懸仏」をみても平安、鎌倉は無理なような気がします。江戸かもしれませんね。
金鍍金が残っている御正体は、知る限りあまりないと思います。ネットのオークションを見ても少ないようです。
尚、懸仏は、デジタル大辞泉に「銅などの円板に仏像を鋳たものを付けたり浮き彫りにしたりしたもの。寺社の堂内に懸けて礼拝した。鎌倉・室町時代に盛行。」 とあります。
バブルの頃なら、とても手に入らないほど高価だったようです。
大きさは約67ミリで小ぶりです。国立博物館で見るような大きな御尊像を手に入れることはとても無理です。
かつてはこの御尊像の後ろに鏡のような丸い板がありました。イメージとしては、下の画像のような感じです。上の45度あたりに突起が二ヶ所あり、そこから紐でつり下げられていました。
裏の突起が金属の円盤を通して繋がっていました。
色紙をバックに額に入れてお祀りしています。
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