府中市の高安寺は、足利尊氏の開基、室町時代は武蔵安国寺でしたから、地域でも格式の高い寺院であったことが知れます。
分倍河原の古戦場跡です。
先ずは観音堂を参拝です。多摩川三十三観音札所でした。
参道から御本堂に向かいますが、豊かな緑の広い敷地です。
御本堂には等持院の変額がかかっていました。等持院は足利尊氏に因みます。
今回の目的である秀郷稲荷に向かいました。私には反将門公関連の所になります。元々高安寺はは秀郷の屋敷跡だったようです。高安寺になる前に見性寺がありました。
ここは藤原秀郷(俵藤太)をまつりますが、長い年月の間に、ほとんどの日本人が将門公側と反将門公側の血が繋がっていることは間違いありません。私も平将門公を調べる過程で、目くじらを立てる人に会いましたが、気にしている時代では無いと思います。
円泉寺では時折、将門公追討祈願で知られる成田山の弟子や末寺などの後輩に、仏事を依頼することがあります。同じ真言宗智山派ですから付き合いがあるのです。
墓地の間を抜けて行きます。
後で気がついたのですが、弁慶硯の井戸もあるそうです。
2024/01/16
寺の近くに参りましたので、再び参拝致しました。
山門
山門には表に仁王像、裏側に地蔵菩薩と奪衣婆が祀られています。
高安寺 東京都府中市片町2-4-1 地図