円泉寺のお墓と永代供養塔は、「過去の宗旨は問いません」としてあります。
簡単に言えば、
- 「今後は住職か依頼した僧侶のみが、仏事を行います」
- 「他の僧侶や信仰する会の方に来てもらい、拝んでもらっては、いけません」
このような意味になります。
ある霊園に拝みに行った時、駐車場が満杯でした。
大勢の新興宗教の団体が、そこの中にある信者さんの墓前で、拝んでいたために他の車が入れなくなっていました。
霊園に面する道路は、霊園に来られる車で通行止めのようになっていました。
他の霊園でも同じようなことがあります。
霊園では、すぐに車の移動を依頼しましたが、聞く耳を持ちませんでした。
その霊園では、霊園で拝む場合は前もって届け出たうえで、僧侶・神職・牧師に拝んでいただくようになっていました。
しかし、「墓参りに来ただけだ」と言っていたそうです。
その内、パトカーのサイレンが霊園前ですると、一目散に読経を止めて出て行きました。
黙っていれば、一時間以上占拠していたでしょう。
永代供養塔を始めたときに、やはり同じ新興宗教の方々が見学に来られました。
- 「住職は拝まなくて良い。我々だけで納骨します」
- 「宗教問わずでしょう !」
- 「誰々さんだって、○○会の信者よ !」
当然お断りしました。○○さんに聞くと、「しつこいから会の新聞だけはもらっている」だそうです。
他の宗旨問わずの霊園などの施設でも、同じようなことが起きています。
納骨予定の方が、墓前を占拠されていてたことがありました。
その霊園事務所に施主がどいてもらうように頼みましたが、聞いてもらえませんでした。
仕方なく、拝んでいる人たちの間を無理に通り抜け、納骨する間だけ拝んできました。施主さんはカンカンです。
「過去の宗旨は問いません」とは、檀家さんに迷惑掛けないためです。