鎌倉街道が近くに通っており、古くは開けた所でした。大類には中世に活躍した大類氏の館跡があります。
神社は大類氏の菩提寺であった大薬寺が別当を務めていました。
興味をひくのは境内だけでなく周囲にも多くの古墳が残されていることです。畑になった場所にも、更に多くの古墳が点在していたと思われます。
社号のある場所も古墳と思いましたが、大類氏館跡で北側の土塁のようです。大薬寺あたりが館跡でした。館跡の古墳群は取り払われたと思います。
社の周りには誰でも分かる土盛りが、アチコチに点在しています。間違いなく古墳群であることを理解できます。
祭神は足利基氏配下の武将・金井新左エ門以下九士の霊だそうです。
明治40年に愛宕神社、諏訪神社。大正3年に鹿島神社、稲荷神社を合祀しています。大類地区ばかりが氏子でしたが、鹿島神社が合祀され、苦林地区も氏子となりました
神社の周りを歩き回れば、大事な場所で会ったことが分かります。
西脇の道を挟んだ所にもありました。
弁財天の石仏が、祀られていました。
十社神社 埼玉県毛呂山町大類29 地図link
追記 2022/02/07
十社神社の旧別当である大薬寺を参拝致しました。
児玉党大類氏館跡で、かつ菩提寺でした。
参道入口には左右に地蔵菩薩が祀られています。
御本尊は薬師如来を祀ります。
参道左手には、板碑が祀られています。
大薬寺 埼玉県毛呂山町大類112 地図link