智観寺は飯能でも由緒があり、格式の高い寺院です。
武藏七党の内、丹党に属した中山丹治武信により、元慶年間(877~885)に開かれました。
慶安元年に寺領15石の御朱印をいただいています。
門の脇に六地蔵石幢が祀られています。
大師堂は高麗坂東三十三ヶ所の第一番札所です。
※この札所は活動していませんので、御朱印は頂けない所もあります。無理に御朱印集めをしない方が良いと思います。
御本堂では奥様が掃除中でした。
御本堂西脇を行くと、水戸徳川家の家老となり、さらに常陸松岡藩2万5,000石の大名となった中山信吉一族の墓碑がが多くならんでいます。
高さ3メートルの塚の上にある中山信吉墓は特に立派で、初代藩主として恥ずかしくない墓碑でした。
ほぼ南北に中山家のお墓が並んであります。
左が大日如来です。
親指が掛けていますが、中央は釈迦如来だと思います。
以前、東北の某大名家の子孫の方と会ったことがあります。
先祖をたどれば、ほとんどの方が知っている武将です。
代々之ほとんどの戒名が「院殿大居士」で、分家も檀家となると院殿大居士の戒名が授けられるそうです。
当然普段のお付き合いも大変なのだそうです。
「だからその寺の檀家にはならない」と話していました。
しかし智観寺の檀家さんから、そのような話しを聞いたことがありません。
以前御住職にお目にかかったことがありましたが、とても穏やかな方でした。
智観寺 埼玉県飯能市中山520 地図