坂戸市北浅羽の真言宗智山派万福寺に板石塔婆(板碑)があります。
坂戸市浅羽は知っていましたが、北浅羽は知りませんでした。浅羽は高麗川の南側、北浅羽は越辺川の南側てで入西地区になります。
本堂前の建物に板碑が祀られていました。
高さが2.2メートルあり、大きく胎蔵界大日如来の梵字が彫られています。埼玉県の史跡に指定されています。
鎌倉時代の徳治2年(1307)に北浅羽中心に勢力を持った武蔵七党の内・児玉党浅羽氏が、先祖の小太夫行成の菩提を弔うために建立しました。
小太夫行成から浅羽氏を名乗りました。
このあたりに浅羽氏の館があったようです。
小屋の脇にも板碑が重ねてありました。おそらく、かなり劣化しているのだと思います。
文字が読めたならば、これらも貴重な資料となっていたでしょう
板碑と宝篋印塔の脇には、地蔵菩薩とおそらくお釈迦さま石仏が祀られています。
坂戸市役所1階ホールで、「万福寺の板石塔婆」などの資料が展示されています。令和4年8月までの予定。リンク
坂戸市立歴史民俗資料館にも貴重な板碑が展示されていますが、コロナのために休館中です。
次に浅間神社に向かいました。 浅間神社ブログlink
万福寺 埼玉県坂戸市北浅羽193 地図link