かなり古い寺院のようですが、詳細は不明です。
新編武蔵野風土記が著された時点で、住職は26代目でした。
武蔵七党のひとつ猪俣党一族の不動寺太郎の居館跡といわれています。
平安時代末期の武将です。
鐘楼門の鐘は天明2年(1782)の鋳造です。
新編武蔵野風土記に「本尊不動は大山不動と同木同作と云傳ふ」とあります。
歌碑がありましたが、私には読めませんでした。
素晴らしい書体です。
春もやゝ 気色とゝのふ 月と梅 芭蕉
庫裏の前には長屋門があります。
境内には色々な場所に七福神が祀られていました。
板碑は寄居町で一番古く、康元2年(1258)の紀年銘があるようです。
阿弥陀如来の梵字キリークはどうにか読めるのですが、蓮座と花瓶は分かりませんでした。
約300メートル南の大日堂には、蔵界曼荼羅が彫られた寛元元(1243)年の板碑があります。
不動寺駐車場は裏手にあります。カーナビでも裏手に案内されました。
不動寺 埼玉県大里郡寄居町富田2024 地図link