国済寺は京都の南禅寺を本山とする寺院で、開基は慶應2年(1390)に上杉憲英(のりふさ)によります。
境内が上杉氏の庁鼻和(こばなわ)城跡です。
国道17号線より、寺の広い駐車場に駐めて正面に向かいました。国道とはほぼ接しています。
よく整備された寺院です。
正面から黒門、三門を通り参拝です、砂利を厚く撒いた後であったのか、歩くのに苦労しました。草履などでは歩けないでしょう。
先ずは御本尊様にご挨拶です。
円通殿には観音様が祀られています。
かつて御本堂に使用されていたのでしょう。格式を誇る寺院ならではの大きさです。
開基の上杉憲英のお墓を詣でました。
深谷上杉氏は小田原にて、小田原北条氏と共に滅んでいますが、江戸時代には幕府から寺領30石をいただいています。
駐車場に戻ると何人もの女性が帰るところでした。お寺で何か教室を開いているようです。
今から20年以上前にも参拝していましたが、私の記憶する寺院ではありませんでした。
情けないことですが、他の寺院と混在してしまっていたようです。
テレビで中村吉右衛門主演とする鬼平犯科帳に国済寺が出てきたことがあります。実際には京都の寺院でしょうが懐かしく思います。
国済寺 埼玉県深谷市国済寺521 地図link