雨宝童子は大日如来の化身と言われ、両部神道では天照大神は大日如来としてとらえられていました。
宝をふらす童子と書くようです。
現在も神社に残されている事もあるそうです。雨宝童子を天照大神として祀っていたからでしょう。
この掛軸は、それほど古くはありませんが、廃仏毀釈のことを考えると、古いのかもしれません。
あるいは、天照大神として、描かれたのでしょうか。
天照大神が日向に下生した時のお姿なのだそうですので、上の雲に乗る丸い玉は、太陽と月かもしれません。
頭上に五輪塔、右手に金剛宝棒、左手に如意宝珠を持っています。