大日如来は真言宗においては、最も大事な仏様です。
金剛界胎蔵界の大日如来が、上下に描かれた掛軸です。
真言宗においては、あらゆる仏様が大日如来が、その人に合った仏様となり、衆生を助けてくれると言われています。
お不動様を南無大日大聖不動明王と、お唱えする方も多いと思います。
ですから、どの仏様が一番優れているか、功徳があるかと言われる方がありますが、
どの仏様も丁寧に拝むことが大事と話しています。
しかし人によっては、同じ仏様でも有名な○○寺より、□□寺の方が合っていると言う方もいます。
また、月参りをしていた人が高齢になり、お参りできなくなったが、どこか近くの寺を教えて欲しいと言われたこともあります。
お教えした寺は、御本尊ではありませんでしたが、脇に祀られていました。
それでも喜んで月参りをしていました。
今は代替わりで、息子さんがお参りしていると聞いています。
当寺にも、月参りをしているがいます。
ある方は御本堂前で手を合わせているだけでしたので、気がつきませんでした。
気がつけば私から声を掛けて、御本堂に上がっていただいています。