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妙見様の版木

最近妙見菩薩のお札の版木を求めました。童子形の妙見様です。

山号、寺号の部分は加工して読めなくしてあります。

 

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妙見菩薩の版木

2015106191428.jpg反転して見やすくしてあります。

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被髪の童子形妙見菩薩

 

下の図では分かりづらいでしょうが、亀踏(きふ・亀に乗った)像です。亀甲の模様が甲羅です。全体にとても丁寧に彫られてあります。

 

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亀踏

 

もともと妙見菩薩は、玄武の神格化したお姿です。中国では同じようなお姿でも、お顔はいかめしい武人の姿をしています。

日本では13世紀末から、童子形のお姿として祀られるようになったようです。

 この版木は千葉県のあるお寺さんが手放した物です。いつの時代に手放したかは不明です。守り札の版木も手放してあるようです。

 

妙見信仰は桓武平家系(千葉氏系)の信仰がよく知られています。

近くに版木に彫られた山(○○山)があります。そこには天神社と共に妙見社も祀られているそうです。後北条氏支配の山城ですが、近くには千葉一族もいたようです。何か関係があるのでしょうか。

妙見菩薩に関することは、当寺のホームページをご参照下さい。 リンク

 

 

妙見宮 埼玉県皆野町

皆野町国頭にある妙見宮です。

 

樹齢700年の大銀杏の根本に祀られています。小さな祠です。



古には知知父彦命の墳墓がありり、銀杏は墓のほとりに植えられた木と伝えられています。

また、ここから東南東150㍍の銀杏は、知知父姫命のイチョウと伝えられています。

 

妙見社 埼玉県秩父郡皆野町国神577 地図

 

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