最近妙見菩薩のお札の版木を求めました。童子形の妙見様です。
山号、寺号の部分は加工して読めなくしてあります。

妙見菩薩の版木

被髪の童子形妙見菩薩
下の図では分かりづらいでしょうが、亀踏(きふ・亀に乗った)像です。亀甲の模様が甲羅です。全体にとても丁寧に彫られてあります。
亀踏
もともと妙見菩薩は、玄武の神格化したお姿です。中国では同じようなお姿でも、お顔はいかめしい武人の姿をしています。
日本では13世紀末から、童子形のお姿として祀られるようになったようです。
この版木は千葉県のあるお寺さんが手放した物です。いつの時代に手放したかは不明です。守り札の版木も手放してあるようです。
妙見信仰は桓武平家系(千葉氏系)の信仰がよく知られています。
近くに版木に彫られた山(○○山)があります。そこには天神社と共に妙見社も祀られているそうです。後北条氏支配の山城ですが、近くには千葉一族もいたようです。何か関係があるのでしょうか。
妙見菩薩に関することは、当寺のホームページをご参照下さい。 リンク