毎年8月16日午前10時より施餓鬼会が行われます。
狭い本堂ですが、役員を含む130人の檀家さんが来られました。本堂内に座れないので外にもかなりいたようですが、全員にお焼香をしていただきました。
狭いために職衆の使用する仏具は位置が異なっています。
お塔婆を持ち帰る方、そのままお墓に詣でる方、それぞれです。地元の人はほとんど持ち帰っているようです。
子供の頃からこのような儀式に参列することが重要だと思います。小さいときの貴重な想い出が亡くなった祖父母、両親へ、さらにご先祖様に対して、自然と接することが出来る心の優しさになります。その思いが家族や全くの他人に対しても向けられるようです。
地元では世帯主だけが参列し、地区によっては奥さんが一生に一度も本堂に上がったことがない方もいる時代があります。今から30年前までのことです。
意識的にご法事はお寺で行うようにしたために、お施餓鬼に地元の方も女性の姿を見るようになりました。しかし家族そろってはいまだに少ないですね。家族そろっては地元以外の方ばかりです。
盆送りのために参道の仏様、境内の仏様にお線香を手向けていると、台風の影響で突如大雨となってしまいました。歴代御住職のお墓参りは小降りになってから行いました。
新盆の白い提灯が、雨のために崩れかかっています。
台風の影響が心配です。