生島足島神社の東側駐車場から見えたお寺が長福寺でした。神社の北側に位置しています。
長福寺ホームページ リンク
看板に信州夢殿とあり、夢殿の観音様が重要文化財であることを知りました。
YouTube(上田市)
すぐスマホで検索すると、残念ながら、拝観するには前もって予約が必要なようです。
古くから長福寺に祀られていなかった仏様ですが、由来がはっきりした観音様でしたら、国宝のままだったようです。
また、今までに三回も盗まれながら戻ってきているそうです。近頃は「お戻り観音」と言われるそうです。
旅行安全の御祈願にふさわしい観音様ですが、サラリーマンでしたら地方に転勤しても本社に戻って来れるように、お願いするのも良いかもしれません。ご夫婦や恋人の仲が戻るように、失せ物祈願にも良いでしょう。
長福寺は、当寺と同じ真言宗智山派に属しています。ご本尊として大日如来と薬師如来を祀ります。
康保2年(965)の開山ですから、信州でもかなり古いお寺ですね。

長福寺本堂

月例行事:お護摩・写経・談話会
毎週月曜日:御詠歌
生島神の神宮寺は廃仏毀釈に会い存在していませんが、足島神の別当であった長福寺は存続することが出来ました。
その後の火災などで、お寺を維持するのも大変だったと思います。
御本堂にお参りに行くと、本堂前の小屋からピアノの音が聞こえてきました。ピアノ教室を開いているようです。
追記 2016/07/13
知人と電話をしていたら、長福寺の観音様の話が出てきました。
「先日行ってブログを書いたから見てください」と話すと、面白い展開となりました。
知人は東京在住の知り合いのルーツを調べる手伝いをしていた折、生島足島神社を参拝しました。その後引かれるように「夢殿」に向かうと観音様がご開帳していたそうです。
強いパワーを感じ、ここは何か違うと思ったと話していました。
その後先祖捜しが順調に進み、上田から上杉謙信に従った先祖が、次々に繋がっていったそうです。
「お戻り観音」がルーツ探しに役立ったことに、同行した方は感謝していたそうです。
追記 令和2年6月19日に観音様が日本遺産に認定されました。
上田市のホームページには、画像がありました。長福寺の「信州夢殿」の本尊link 一番下の画像二枚をクリックすると、拡大されます。
生島足島神社参拝 ブログ