斎 宮 博 物 館
私が斎宮(さいくう・いつきのみや)を意識したのは、今から40年ほど前になります。 斎宮博物館ホームページ
京都の嵐山近辺を散策の折、野宮神社をお参りしたときでした。由来が書かれていましたが、その中に天皇の代理で伊勢神宮で使えるために斎王がここで一定の期間身を清めてから出発したと書かれていました。 野宮神社ホームページ
そのころ斎宮跡の発掘や史跡整備がされ始めていたようです。新聞雑誌に記事が掲載されていたのを思い出します。
それから数十年、お伊勢さんにお参りしたときによろうと思っていましたが、いつも他の人たちと一緒でしたので、寄りたいと言い出せないでいました。今回は無理を言って斎宮跡に寄っていただきました。
博物館に入ると古の斎宮の様子や発掘調査の結果が分かりやすく展示されています。
斎王は伝説の時代から後醍醐天皇の間まで遣わされました。滞在は短くて1年、長い場合は31年だそうです。
天皇が即位すると卜定(ぼくじょう)により選ばれた斎王は野宮に移り、1年の潔斎生活を送り、斎宮へ旅立ちました。
斎王群行の様子と往復の道筋が理解できました。

斎王の行列

斎王行列の道筋
広さは東西2キロメートル、南北750メートル、面積は東京ドームの約3倍だそうです。伊勢神宮へは10キロメートル以上離れています。
発掘マップ
現在も発掘が行われているそうです。
再現された斎宮復元模型
斎宮の運営は国家の財政で調や庸などの税の一部で運営されました。
斎王のつとめは年3回の祭の時のみです。
博物館内で販売されている冊子が、分かりやすくためになります。

広い敷地です。

この博物館以外にも「いつきのみや歴史体験館」、「さいくう平安の杜」がありますが、時間の都合により寄れませんでした。
6月第一土曜日、日曜日に「斎王まつり」行われるそうです。キレイに着飾った応募者が、豪華絢爛な絵巻を再現します。
今度は一人で行って、時間を掛け斎宮跡を探索したいですね。
でも、出来るかなー。