雑司が谷鬼子母神堂は、法明寺の境外仏堂です。
御本尊の鬼子母神像は、菩薩形で子供を抱いた穏やかな御尊像です。祀られた時期を考えれば、菩薩形であることは想像できました。
もし、同じ時代に祀られながら鬼形であるとすれば、後世の縁起書き換えであることが分かります。
参道の入口では、阿吽石像が迎えてくれます。
かなりの数の方がお参りに来られていました。
しかし、前から来られる方々の会話を聞くと、中国語でした。山手線でも中国語が数多く交わされていました。
鬼形の鬼子母神石像が脇に祀られています。
本日の私の目当ては妙見菩薩です。御堂の裏手になります。
池波正太郎の「鬼平犯科帳」には、鬼子母神堂が目白台にある長谷川平蔵の屋敷から近いために、たびたび登場します。
日蓮宗法明寺
鬼子母神堂を管理しているのが法明寺です。
この寺の前には、多くの塔頭がありました。広い寺域と墓域が格式の高さを物語ります。
門を入ると、お皿がいくつも置いてありました。猫のエサのようです。
ポケモンお断りの看板はありましたが、猫のエサ禁止の表示はありません。
ここで法明寺をスマホで調べると「法明寺 猫」とありました。
猫がいたので撮ろうと思いましたが、先客の伯父さんがスマホを持って近づいため、逃げてしまいました。
柵の前に猫が小さく写っています。
東京都豊島区南池袋3丁目18−18 地図