

ここ十年以上妙見菩薩と平将門を調べていましたが、筑波山の麓には何回も行っていながら、まだお参りに行っていませんでした。友人に運転をお願いし、念願の筑波山参拝でです。
お参りは10月20日です。訳あって書き込むのが遅くなってしまいました。
平将門を支援した筑波の山伏は敗走し、各地に将門の伝承を残しています。但し事実関係は明らかではありません。
以前平将門関連と伝えられる当寺妙見堂を参拝しに来られた栃木県の醍醐派修験道寺院御住職は、近在の幾つかの古い寺院には平将門の言い伝えはあるが、妙見菩薩の伝承はなく、十一面観音であるとのことでした。
真言宗では妙見菩薩の本地は十一面観音様と言われています。松戸市の真言宗豊山派のある寺院は、平将門公関連ですが、本尊は十一面観音です。妙見菩薩の言い伝えはないようです。
当寺にとって都合の悪いことでもありますが、将門と妙見菩薩の伝承は、調べてみれば見るほど歴史的に合わないような気もしています。訳は言いたくないので書きません。ですから平行して十一面観音、妙見菩薩を含むいろいろな神仏の信仰が、妙見菩薩に収斂していったと考えることにしています。
昔の人々は、お不動様、観音様、お薬師さまなど、多くの神仏を信仰していました。戦国の武将の信仰を見れば、そのことが理解できると思います。

ケーブルカーのすれ違い

男体山山頂にも挑戦する予定でしたが、小学生の団体のケーブル予約があり、その前に降りないと長時間待たされるとのことでした。駅前広場には大勢の小学生がいました。
次の予定もあり、下山することに致しました。以前なら歩いて帰る気力もありましたが、ずいぶんと軟弱になってしまったと思います。
話は変わりますが、筑波山は古代には歌垣が行われていました。この習俗は現在も中国南部で行われて、未婚男女の求婚のの場となっています。以前テレビで放送されていましたが、大陸から多くの人がやってきた事の証明になっています。また、言霊信仰にも関連しているようです。
次は駐車場近くの筑波山大御堂です。
大御堂
坂東三十三箇所第25番札所であり、廃仏毀釈以前は筑波神社と一体でした。一山は大和長谷寺系の僧侶が管理していました。大御堂は長谷寺系の真言宗豊山派寺院です。
昼食は遅くなり、1時半頃でした。
私の希望でお蕎麦になり、下山途中の筑膳にしました。

筑膳

大盛そば
大変美味しいお蕎麦でした。田舎そばで人によると上品さに欠けると感じる人もいるかもしれません。私好みで大正解のお店でした。
でも失敗もありました。大盛は必要ありません。普通盛りで十分です。
以前真壁に行ったときも地元の人に美味しいおそば屋さんを紹介して頂いたことがありました。筑波の山麓には多くの美味しいおそば屋さんがあるようです。
この後に笠間稲荷にお参りしました。