父に連れられて、東京国立博物館を見学したのは、中学生(1965年(昭和40年))の時でした。鶯谷駅から歩いたのを覚えています。
催しはエジプト「ツタンカーメン展」(カイロ博物館所蔵品)でした。覚えているのは「黄金のマスク」のみです。紀元前14世紀の展示品でした。
たまたまネットオークションを見ていると、ツタンカーメンの椅子を基にしたレリーフが出ていました。
調べてみるとツタンカーメン展で展示されていた椅子の一部分です。
貴重な物ですので、このレプリカはカイロ博物館の許可を得て、博物館で販売されていたのではないかと思います。
あわせてツタンカーメン展の図録も落札致しました。
唯一覚えていた黄金のマスクです。
とにかく人、人、人の波でした。かなり離れた位置から見学したことのみ覚えています。
エジプトの貴重な遺跡は、ナポレオンの遠征の時より盗掘が本格化し、ヨーロッパに運ばれました。
唯一ツタンカーメンの墓は、盗掘を免れていました。
王家の谷にあるツタンカーメン墓入口
杉で作られた椅子
図録を見ると、この椅子の一部を写したことが分かります。
有名な黄金の椅子ではなく、杉の椅子でした。この時、黄金の椅子は展示されていません。
新型コロナウイルスのため、いろいろな催しが取りやめになっています。安全のため都内に出るのは、まだまだ先になるかもしれません。
落ち着いたら博物館、美術館、庭園などを巡りたいと思っています。