平将門を祀る神社仏閣は多々在りますが、今回は東京都でも江戸の地域のみに致しました。
神田神社(神田明神)
大手町の首塚近くにありましたが、徳川家康により江戸城の鬼門である現在地に遷座しています。
遷座後に江戸総鎮守となりました。
中心に祀られていたのが、明治になり境外社にされてしまいました。
昭和59年に本殿三ノ宮に祀られています。
氏子や信者は、あくまでも祭神が平将門としているようです。
私も当然と祭神は平将門と思っています。
境内には色々な社が祀られています。
拝殿東側には銭形平次の碑があります。
銭形平次役でよく知られる大川橋蔵さんのお顔が浮かびます。
13年前の2月3日の節分には、大勢の方々がお見えになっていました。
当然有名人も豆まきに、各地の神社仏閣に掛け持ちのようです。
神田神社 東京都千代田区外神田2丁目16−2 地図link
将門塚
平将門の首を祀った場所と伝えられています。
第二次世界大戦後に取り崩されることになっていましたが、災いが続き残されることになりました。
それまでは古墳を利用した塚でした。
8年前の写真です。
現在は景観が変わっているようです。
日輪寺と神田明神により護持されています。
将門塚 東京都千代田区大手町1丁目2−1外 地図link
筑土神社
廃仏毀釈前までは平将門公を祭神としていましたが、天津彦火邇々杵尊に代えさせられました。
将門公は相殿に格下げられています。
社伝を読むと何度か遷座しています。
現在の新宿区にある筑土八幡神社にも遷座していたことがあり、当時は筑土神社と称していました。
筑土神社 東京都千代田区九段北1丁目14−21 地図link
兜神社
明治11年、兜町に東京株式取引所が設けられるにあたり創建されました。
江戸期の創建とばかり思っていました。
鎧稲荷と兜塚が合祀され兜神社となったそうです。
しかし兜塚に藤原秀郷が将門の兜だけを埋めて塚をなしたとの伝承もあります。
兜神社 東京都中央区日本橋兜町1−12 地図link
鎧神社
日本武尊が甲冑などを埋め、さらに藤原秀郷が平将門の鎧を埋めた伝承があります。
かつては近くの円照寺が別当でした。
鎧神社 東京都新宿区北新宿3丁目16−18 地図link
※他にも祀る神社などがあるとされる所もあります。
稲荷鬼王神社
平将門の幼名「鬼王丸」からとったとの伝承があります。明治以降に将門伝承を消したのかも知れません。
古い映画のポスターコピーがたくさん貼られていました。
稲荷鬼王神社 東京都新宿区歌舞伎町2丁目17−5 地図
筑土八幡神社
嵯峨天皇のころ創建されたと伝えられる神社です。祭神は應神天皇・神功皇后・仲哀天皇を祀ります。
かつて筑土神社(千代田区九段北)が同じ敷地に並んでありました。
筑土八幡神社 東京都新宿区筑土八幡町2-1 地図link