天鈿女命
天照大御神が天岩戸(あめのいわと)に籠もったために暗黒の世界が訪れてしまいました。
他の神々は困ってしまい、天鈿女命に岩戸の前で踊ってもらいました。
天鈿女命は、ほぼ裸の状態で踊りましたので、神々は大笑いをして喜びました。
何事かと思い、天照大御神が岩戸を少し開けると、天手力男神が天照大御神を引き出したために、元の明るい世界に戻りました。
古事記に記された有名な話しです。
古事記の内容のまま描くわけにいきませんので、衣服は着けています。
後に猿田彦と結婚しました。猿田彦ブログlink
天鈿女命は日本芸能の祖と言われています。
作家 内海輝邦(うつみきほう)
明治6年(1873)に島根県松江に生まれました。
東京美術学校1期生(明治26年7月卒業)で、横山大観とは絵画科の同期です。
橋本雅邦を師とし、山水図や人物図を得意としていました。
改名前は内海六石・広精(こうせい)と名のっています。
明治の終わりには大阪で、画家として活躍されていましたが、愛媛、三重、福島で美術教員をし、金沢を経て昭和初年に帰郷、松江市中原に住み求めに応じて筆を執っていたようです。
どこで亡くなられたのか、また没年も不明です。