長編小説の大菩薩峠で知られる中里介山墓のある禅林寺です。
掲示板によりますと、文禄2(1593)年の創建になります。
御本尊は如意輪観音を祀ります。
中里介山の家は近くにあったようです。
太平洋戦争でなくなった方々の供養塔がありました。
各地に忠魂碑が祀られていますが、初めて見る形の塔です。
庭園は広くはないですが、石と植木を組み合わせています。
サツキの咲く頃が、一番楽しめそうです。
天明義挙の碑がありました。
中里介山の生家は、自由民権運動で三多摩壮士と呼ばれた人びとの根拠地だったようです。
お寺の庭を見学した後に、介山墓に向かいました。
趣のある竹林の間を抜けると、禅林寺墓地に出ます。
中里介山墓は墓地内の一角にありました。わかりやすく案内板が出ています。
立派な五輪塔の墓石です。
小説の「大菩薩峠」は机竜之助を主人公としています。中里介山ウィキペディアlink 小説 大菩薩峠 ウィキペディアlink
私が生まれるより10年以上前の作品で、1913年~1941年まで書き続けられ、介山の死によって未完となりました。
小説は読んだことがありませんが、モノクロ画像のテレビで視た記憶があります。
※小説に出て来る裏宿の七兵衛の墓は、青梅市の宗建寺にあります。裏宿七兵衛ウィキペディアlink
禅林寺 東京都羽村市3-16-23 地図link