間違い梵字の白木位牌 ニセ僧侶? 葬儀?

私たち住職に対する批判は、多々在るのででしょうが、国家資格でない僧侶の中には、明らかにニセ僧侶が大勢いるようです。
かつて私が手伝っていた霊園では、驚くほどのエセ僧侶がいました。
あるいは僧侶が、あらゆる宗旨の法事を受け付けていました。
私にも他宗旨の葬儀をすれば、給料を奮発すると言ってきた、ニセ大本山もありました。


先日の葬儀の後に、火葬場の炉前に行くと、隣の仮位牌に変な梵字が書かれていました。
間違いなく書き方が分からず、真似た「梵字ア」でした。

 

 

何度かこのような間違い梵字を見たことがあります。


浄土宗の「梵字キリーク」でも見たことがあります。

 

 

殆どの人が知らないのを良いことに、堂々と葬儀の導師を務める気が知れません。

今から十年以上前、ある方が当寺の墓地を見学に来られました。
お位牌の画像をスマホで見せていただきましたが、梵字も戒名も真言宗とは思えませんでした。戒名とは言えない文字が、並んでいるだけです。
本来意味があるのです。

さすがにおかしいので、「この戒名では当寺の戒名として認められません。無料で直しますから、代えさせててください」と話したことがあります。
すると「本位牌を注文してあるので、この戒名のままにして欲しい。戒名など分からないのだから、安い方が良い!」と言われたことがあります。
あるいは亡くなった父親が、自分で考えた戒名と言われたことがあります。
「自分の名前の一字。俺は偉かった。金持ちだ。」

仕方なく、墓地の契約をお断りしました。
後世に「酷い戒名を付けた住職がいる物だ」と思われたくありません。

以前、ある霊園の方ですが、父親の葬儀を依頼した僧侶に電話し、今度は母の葬儀を依頼すると、「何宗でした?」と言われたそうです。
あまりにも腹が立って、同じ真言宗の私に電話がかかってきました。通夜葬儀の依頼です。
伯母夫婦の墓がありましたので、当寺の方が間違いないし、気心も知れていると言っていました。

葬儀社、ネットで依頼する時代かも知れませんが、中には酷い会社やエセ僧侶もいます。

 

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