かなり以前にテレビで恐山を紹介していました。その後も何度か視聴しています。
一度お参りしたいと思っていましたが、もう無理でしょう。
恐山は青森県むつ市の下北半島にあり、霊山として知られています。
元は天台宗でしたが、現在は曹洞宗寺院の境内になっています。
御本尊は地蔵菩薩です。
地元では「死者の魂は恐山さ行ぐ」と古くから信仰されています。
各地の低山では死後にお山に向かい山の神となると伝えられ、関東では筑波山が知られています。平地では少し高い場所に山の神の社が祀られている事もあります。山の神は元々氏神様なのです。
他の神様を合祀したり、他の神社に合祀されたりして、春日神社とか八幡神社となっているのが殆どです。
ですから恐山だけの信仰ではないのです。
恐山は「三途の川」、「無限地獄」などもあるようです。三途の川ブログlink
この恐山で知られているのがイタコでしょう。
亡くなった方を「口寄せ」 で迎えて、会話をするのを映像で見たことがあります。
しかし、かなりなまっていて私にはサッパリ意味がつかめませんでした。
依頼している方にとって、ありがたい口寄せだったに違いありません。
かつて檀家の奧さんが母親のことが気になり、イタコの口寄せを依頼したことがあると話していました。
母親は埼玉県人でしたので、標準語に近い埼玉弁?を話していたそうです。しかしイタコの訛りが強く、ほとんど話している意味が分からなかったと話していました。
それでも何か吹っ切れたような気がして、気持ちよく帰ることが出来たと話していました。