江戸時代は真義真言宗の檀林(僧侶の学問所)で、幕府から十石が与えられていたのですから、地域で重要な寺院であったのだと思います。
領主檜前舎人石前により天平年間(729-749)開基されました。開山は空興上人です。
かなり大きな御本堂です。
たまたま職人さんが、内部の壁を塗り直していましたので、扉が大きく開いていました。
御本尊は不動明王でした。
観音堂には百体観音が祀られています。
ここに祀られている阿弥陀如来の製作年代は不明ですが、貞和6年(1350)に修復されました。
金比羅神社
光明真言供養塔
かなりこだわった意匠の萬霊供養塔がありました。
おそらく永代供養塔だと思います。
後で気がついたのですが、近くに「万葉遺跡伝大伴部真足女(またりめ)」がありました。
防人の夫を思い、妻の真足女詠んだ「まくら大刀腰にとりはきかなしきせろかまきこむ月のしらなく」万葉集第20巻の碑があります。
常福寺 埼玉県児玉郡美里町広木1375 地図link