大興寺
大興寺は京都にある妙心寺の末寺です。
妙心寺には約50年ほど前に参拝しました。
妙心寺派は埼玉県には32ヶ寺あり、JR八高線沿いに多くあります。
大興寺の創建は天徳年間(957ー961)と伝えられています。
廃寺となっていましたが、嘉慶元年(1387)に小倉左中将元秀が再興しました。
江戸時代は寺領十石の御朱印を賜っていますので、かつては塔頭や末寺も多い格式ある寺院でした。
御本堂には御本尊釈迦如来が祀られています。
元照和尚画像は県指定文化財となっています。
先ほど参拝した常福寺の約200メートル南にあります。
大興寺 埼玉県児玉郡美里町大字広木2618−1 地図link
さらし井
大興寺の前に参拝した常福寺の道を挟んで南側に「さらし井」があります。
てっきり常福寺関連の場所と思いました。
奈良時代に織布を洗いさらすために使用された井戸だそうです。
万葉集第9巻に「三栗の那賀に向かえる曝井の絶えず通はむそこに妻もが」と詠まれています。
ここは大興寺薬師堂です。