古四王大権現と北辰妙見大菩薩の掛け軸 遠藤昌益作品 古四王神社

市内の骨董屋さんで購入した遠藤昌益(近松栄和)の作品と思われる掛け軸です。

古四王神社は胡四・巨四・小志・高志・越などと当て字され、秋田を中心に東北と日本海側に約40社点在しています。
古四王大権現の図は、おそらく秋田市の現在の古四王神社と思われます。

古四王神社 Wikipedia      秋田県秋田市寺内児桜1丁目55-5     

 

 

甲秀山古四王大権現

上右・釈迦如来   上左・薬師如来

中右・毘沙門天  中左・文殊菩薩

下・二童子

 

古四王神社は、本尊が毘沙門天のだった所が多かったようです。

 

下の妙見菩薩掛け軸と対になっています。

 

北辰妙見大菩薩

中左・水天   中右・三面青面金剛

下中央・妙見菩薩    下左右・二童子

 

古四王大権現は

  • 四天王
  • 釈迦如来・薬師如来・毘沙門天・文殊菩薩
  • 妙見菩薩

が習合し、信仰されていたことが、この絵からも分かります。

 

この掛け軸は阿闍梨・舜浄により、安政6年(1859)に開眼されました。亀甲山四天王寺東門院(廃寺)が別当を勤めていましので、その当時の住職ではないかと思います。

しかし、絵には甲秀山とありますので、他の古四王大権現なのかもしれません。廃仏毀釈ためか、由緒のある寺でありながら、分からないことだらけです。

もし他の寺としても、甲秀山は秋田県と思います。

 

 

遠藤昌益は文政4(1821)年に生まれ、秋田藩佐竹家の湯沢城代(秋田県湯沢市)の佐竹南家のお抱え絵師的存在だったようです。明治22年に北海道で亡くなりました。

筆渦により江戸に逃げ、帰郷して矢島領城内に身を隠し、近松栄和を名乗りました。この作品は筆渦事件以前の作品なのでしょう。

 

各地の古四王神社は豊作と、目の神として信仰されています。

 

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