永代合同法要
本日は永代供養塔に納骨されている方々のため開催される合同供養を行いました。
準備していただいた葬儀社の社長さんは、今回の花祭壇のテーマは、「お花畑」ですと話していました。
私も合同法要や寺での葬儀に使用される花祭壇は、常々「お花畑」思って行っていたのです。
「お花畑の中で、亡くなった方々が仏様となって皆さんに感謝していますよ!」
「今日来てくれて、ありがとう!」と言っていると思いながら供養をしているのです。
しかし、コロナのために三年間開催出来ずにいました。
仕方がないのですが、過去一番多いころの参列者に比べて、半数以下の約80名だったようです。
コロナが五類となっても、まだまだ多くの感染者がいては、参列したくても来られない方が多かったと思います。
毎回参列されていた方が、今回はいないことに、なんとなく寂しさを感じました。
気になさる方や足腰の悪い方々は、外での焼香となりました。
本堂での儀式の次に、三遊亭神楽師匠の落語を行っていただきました。
本日の演題は「荒大名の茶の湯」でした。
福島正則、加藤清正、池田輝政、細川忠興、浅野幸長、加藤嘉明、黒田長政が石田三成に茶会に招かれ、経験のない茶席で繰り広げる面白おかしい話しです。
師匠に落語をお願いしていない合同法要においても、師匠ご夫妻は儀式に参列しています。
前日に比べ、曇りがちの日でしたので、永代供養塔前での御焼香は助かりました。
年々暑さが厳しくなり、倒れる方々がいるとも限りません。
御焼香後には、花祭壇で使用された花を参列者に持ち帰っていただきました。
豪華な花でしたので、皆さん喜んで持ち帰り、自宅のお仏壇に供えたのでしょう。
毎回このお花が楽しみの方もいると思います。
この後で墓地を見ると、先ほどの花が生けてある墓がありました。友人か御親戚が合同供養列席者の中にいたのでしょう。
本日は私の声の調子が悪く、心配された方もいました。
他の方々も、いつもと違うと感じられた方もいたと思います。
私も年齢と共に、今まで通りの合同法要が続けられるか心配な面もありますが、できるだけ続けていきたいと思っています。