中院は慈覚大師によって天長7年(830)に、喜多院・南院と共に建立されています。無量寿寺仏地院と号していました。
天台宗関東八箇檀林の筆頭でしたので、いかに高い格式の寺であったか分かると思います。
喜多院に天海僧正が住職としてこられる前までは、南院・喜多院以上の格式の寺でした。
日蓮聖人が伝法勧請(でんぼうかんじょう)を受けられているのです。
かつてあった南院は、廃仏毀釈の為に廃寺となっています。
江戸初期に東照宮が建立されたために中院は、現在地に移されています。
今から50年以上前に参拝していますが、記憶にはほととんど残っていません。
境内には木々が茂り、喜多院とは雰囲気が大きく異なります。
緑が多く、大変落ち着いた寺院です。
御本尊は阿弥陀如来をお祀りしています。
緑が多く御本堂全体を撮影することは出来ませんでした。
鐘楼堂は修復中でしたので、離れた場所より眺めるだけと致しました。
境内のツツジが咲き誇っています。
境内は大変落ち着いており、四季折々楽しめそうです。
※実は御住職と高校では同窓でした。
お兄さんは高校の二年先輩で、大学では部室が隣でした。卒業後に比叡山へ行かれています。一度お山でお目にかかったことがあります。
埼玉県川越市小仙波町5-15-1 地図link