下野市に向かう途中、カーナビに大宮神社がありました。
気になるので、お参りをすることに致しました。
ガソリンスタンドの先を左折すると、鳥居が立っています。
この道が、かつては参道だったのでしょう。
行ってみると、いくらでもありそうな神社でした。
神社の前を右に折れても、かなり先に鳥居があるようです。
大宮神社
おおみや幼稚園児の元気な歌声が聞こえます。
碑の文字を読んでいくと、神社の南が小山氏の支城だったことが分かります。小山(おやま)氏
江戸時代には、大老堀田正俊の三代で、堀田正虎の陸奥福島藩・上野安中藩と共に、下野大宮藩2万石がありました。堀田正虎
その陣屋がこの神社の南東に置かれていたようです。
駐車場から、神社に向かう途中にも、土塁や掘と思われる跡が残されており、明らかに境内も含む広範囲が、城跡だったのだと思いました。
大宮藩陣屋跡も城跡と重なる部分があったと思いますが、伝承が取り違えられたのかもしれません。
南側からの参道
拝殿と本殿
お参りの後、神社の周りを散策致しました。
神社の四方に、堀と土塁跡と思われる所が、残されていました。
西側と南側は川が流れており、平地ながら高低差は、かなりあったと思われます。
神社の裏側の土塁の外側は、埋め戻されているようです。
実際には、神社境内を含むもっと広い範囲が、城跡だったのだとのだと思います。
神社の杜があったために、境内部分だけの遺構が残されたのでしょう。
稲荷神社の彫り物は、見事でした。
愛宕社
南からの参道を通ったときは、古墳と思ったのですが、調べてみると大宮藩陣屋の櫓台の跡とする人もいます。
この右手に陣屋が置かれていたようです。
大宮神社 栃木県栃木市大宮町1638 地図