今回は適当に読んで下さい。セイショウは信じられないやつだと思いながら読んで頂いた方が良いかもしれません。
隣接する市の某寺奥様から電話がありました。
「○○△△の奥さんを知ってる?」
○○は共に迷惑を掛けられたエセ僧侶です。
私は、しばらくして合わないようにしていましたが、某寺住職は訳あって無視することが出来ない人でした。
○○は、当寺に来て「真言宗の僧侶」と言っていましたので、無視するわけにも行かず、来られると話をするだけでなく、持ってない衣などを差し上げていました。
しかし、般若心経も満足に読めません。
おかしいと思っていると、自分は霊能者だと言い出したのです。
それを機会に相手をするのを止めました。
奥さんは聞いたことのない会の信者だそうです。同じく霊能者だと話していました。
その後、いろいろな人から○○の悪い話を聞くことが出来ました。
特に○○の隣の方も、違ったことで一番の被害者でした。
実は私の寺の檀家さんで、越してきてすぐ何かと難癖を掛けられていたようです。
ある神社では、神職さんが私のことを知ってるかと聞いたところ、「□□君ね、私が面倒見ているよ」と話していたそうです。
あらゆる人より、自分が上だと思っていたようです。
その神社では、その神職さんの力で、参拝者が増えたのです。それを見破れずにいたのは、ニセである証拠です。
○○は何年か前に亡くなったと聞きました。
某寺奥様には、エセ僧侶の奥さんの印象や、独特の人を見下す様子などを話しました。
すると、霊能者と言われ、相談した人から被害を受けていると、相談があったようです。
偽霊能者夫婦共に、あちこちで迷惑を掛けていたようです。
以前、ニセ僧侶を量産して、新聞に広告を入れていた、エセ霊能者集団が、逮捕されたことがありました。
人の見方、だまし方のマニュアルを作って、いたのですから呆れます。
私の知っている霊能者は、金銭面に淡泊です。
相談者をいつまでも脅して、引き留めることは一切ありません。
だから物足りなく思われるのかもしれません。
自腹を切って、対応している方もいます。
ずっと昔ご本山で、ある法要が行われました。
そこに列席するため、先輩と知らない僧侶が話をしていました。
ある地域では、有名な行者さんだそうです。
先輩が「人を殺すことが出来ますか?」と聞くと、「出来ます。ただし私の先輩は殺した後に廃人となりました」と話していました。
戦前の話で、とても断れない状況だったようです。
その行者さんの身なりは、かなり古い衣と足袋は接ぎ当てをしていました。
先輩に後で聞くと、困っている方からは、一銭もいただかず、いただいても信じられないほど少ない金額だそうです。
それも一人一人に時間を掛け対応し、御祈願をしていたそうです。
たとえ大臣をした有名な代議士でも、気に入らなければ会わないと、先輩は話していました。
信じられない話ですが、実際に目の前で聞いた話です。
まるっきり当てはまらない話ですが、仲間に聞くと、長野県から日本海を経て、東北に至る地域に、恐山と同じ信仰があったようです。
仲間が養子に入った東北の寺も、そのような信仰があり、多くの参拝者があるそうです。
ひょとすると、縄文時代から続く、諏訪信仰などに通じる信仰と繋がるのかもしれません。
諏訪の神長官の末裔の人は、人の病を治す力があると話していました。信じられない話ですよね。
神長官には、特殊な力がないとなれなかったのです。
以前は霊能者に対して懐疑的でした。
あるとき信じられない体験をして、考えが変わりました。
その後も何度かあります。
それ以来、目に見えぬ事でも、何が何でも否定することは止めました。
相手の立場を尊重して、貪欲にならずに対応する事が、大事なのだと思います。
話は変わりますが、近頃は僧侶の派遣業が増えています。大手通販までが行っているのですから驚きです。ある葬儀屋さんに聞くと、その通販に喪主が依頼した僧侶が来ましたが、その葬儀社が使っているニセ僧侶だったそうです。
派遣する寺は本物でも、分かっていて雇っている人物に偽物がいるわけです。
「エセ僧侶」「ニセ僧侶」で検索すると、たくさん出てきます。
ある市では○○宗の僧侶が浄土真宗・真言宗などの葬儀をしていたこともあります。その僧侶に葬儀をしてもらった人が、近くの本物の寺に間違って来ることが続いたことがありました。さすが我慢できず近くの他宗旨住職と抗議に行ったと話していました。さらにその僧侶を使用していた葬儀社にも抗議したそうです。
共に有力な寺院でしたので、しばらくすると引っ越していったそうです。しかし、押し入れに預かっていた骨壺が、どうなったのか気に掛かります。