熊谷市の「平戸の大仏」御開帳が、ホームページに記載されていました。
但し、毎月第一日曜日と第三日曜日の午前10時~12時の時間帯しかありません。※八月は除く。
日曜日はいそがしいのですが、今日だけは空けて出かけることに致しました。
多くの方々のご協力により、御本堂は新しくなり、御尊像も修復されています。
それ以前は御開帳することはありませんでした。
修復にはクラウドファンディングを行い、多くの方々のお力によって無事終了したのです。
薬師如来と観音菩薩は、木像寄木造として、埼玉県最大規模の大仏です。
熊谷市指定有形文化財 「木彫大仏座像 平戸の大仏 」と源宗寺
先客が四名おり、途中から担当者の説明を聞きました。
薬師如来像は、高さ3.48mあり、令和三年の修復時に寛文三年(1663)仏師・松田庄兵衛正重の製作名がありました。
観世音菩薩は高さ3.93mあり、薬師如来と同時に製作されたと思われています。
パンフレットが用意されています。
後で御朱印も頂きました。
御本堂での説明が終わった後に、他の担当者から色々と面白い説明を受けています。
郷土史に精通いている方です。
御本堂と二体の仏像は、江戸時代に名主を務めた藤井家が代々所有していましたが、現在は源宗寺護持会が所有しています。
元々の山号は教山でしたが、藤井家の苗字を使用し、藤井山としました。
隣に墓地がありますが、檀家ではないのだそうです。説明をされた方もここにお墓があるようです。
ここには藤井家や武田家の墓が多くありました。両家とも清和源氏の末裔なのだそうです。
利根川沿いは源氏の末裔が多く住んでいました。
群馬県になりますが、新田氏や足利氏が知られています。
平戸の大仏 埼玉県熊谷市平戸644 源宗寺 地図link