2018年08月27日

般若心経の読経が合わない!

昨年のご法事の時だったと思います。
ご親戚の中に、真言宗他派のご住職がいました。
 
最後に般若心経などをご一緒にお唱えるのですが、「ここのお寺のお経は、良く合いますね。私のところでは、ほとんど声が出ていません」と話されました。
 
 
ああ、あの声の人だと、すぐ分かりました。
お経が上がったり下がったりしていた人です。
 
音程が上下していることに、気がつかないだけでなく、所々強いアクセントがありました。
 
長い年月、奉職していてお経をお唱えすることが、少なかったようです。
退職後、頼まれて住職になったそうです。
 

 

 
他派でしたが、お墓参りの後に『「智山勤行式」のおつとめの仕方 CD付』をさしあげ、平坦にお唱えすることをお教えしました。
できたら自分のお経を録音してみるように話しました。
 
先月電話があり、檀家さん達が声を出して、唱えてくれるようになったと連絡がありました。
録音して、自分のお経が変なことに気がついたそうです。
 
 
お参りの方でも、かなり個性的な般若心経を唱えている方がいます。
聞くと自己流でした。教えて貰ったことがないそうです。
『「智山勤行式」のおつとめの仕方 CD付』を差し上げ、一緒にお唱え方の練習をしたことがあります。
 
 
あるお寺さんに頼まれて、檀家さんのご自宅に行くと「菩提寺の住職は下手だ」と言っている人がいました。
一緒に般若心経をお唱えしたのですが、合うわけがありません。
息継ぎをしている間のテンポがズレていても、あくまでも次の場所からお唱えしていました。
 
たとえば「色即‥‥是空空即是色」です。
自分に合わせない僧侶は、へたくそと勝手に思っているようです。
 
一言言ってやりたかったのですが、止めました。
どうせへたくその僧侶が来たと思ったに違いありません。不満そうな顔をしていました。
 
 
 
 
ネットには、たくさんのお経のCDがででいます。
お経に興味がありながら、お寺に縁の無い方は、ぜひ買って練習してください。
 
CDだけでは気がつかなくても、録音すると欠点が分かります。
 
ただし光明真言は、本山でのお唱えの仕方と、地方では異なることがあります。
本山では木魚を使用しませんので、平坦に唱えます。
多くの寺院は木魚を使用するお唱えの仕方です。私は木魚使用です。
 
以前あるところで、関西の少数他派の僧侶達も呼ばれました。
般若心経を一緒にお唱えしたところ、ある場所ではテンポが、ハッキリ違っていました。
ほとんどの宗旨では、般若心経の文字の読み方は違っても、同じようにお唱えしますが、ごく一部の派では異なることを知りました。
でも、このような法要では、大勢いる方に合わせろよと、つい思ってしまいました。
まだまだ、他にも個性の強すぎる読経の方がいます。
 
近年、御朱印ブームで来られる方が多くなりましたが、お唱えしていても読経になっていないこともあります。
自己流にならないようにしましょう。
 
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