以前にもお参りしましたが、豊か緑が気持ちの良いお寺です。
今から40年以上前も私が学生時代にもお参りに来ましたが、俳句寺としても知られ、いまでも句会が開かれているようです。
また、常光院は熊谷大師として知られています。
弘法大師と思っている方もいますが、元三大師です。ちなみに佐野やよけ大師も元三大師です。
熊谷市や羽生市の古代は、利根川の低地に条里制がひかれました。広大な土地が農地として整備され、四角に区切られた広い田が整備されています。中条の地名はここからおきています。
有力な氏族の古墳が多く残されています。特に羽生市の埼玉(さきたま)古墳群は有名です。埼玉地名の起こりの地域です。さいたま市は早い者勝ちで付けた市名です。
常光院は中条氏の館跡です。栃木県の鑁阿寺ほどではありませんが、鎌倉時代の屋敷跡とハッキリ分かる敷地です。現在は三分の一が常光院に残されています。
30年程前にも来たときは、南の方に狭い駐車場があっただけだったと思います。今は敷地から離れていますが、東側に広い駐車場があります。
広い境内は豊かな緑にあふれています。
ここは武蔵国十三仏霊場 第十三番 虚空蔵菩薩の札所ですが、他の仏様も境内には祀られています。
十三仏詣で方々、散策するのも良いでしょう
納経塔前の池
中條判官藤原常光の墓
江戸時代の直参旗本・天野氏の墓
山王社
俳句寺と言われるように、いくつもの句碑が広い境内にありました。
副住職さんと思われる方が、掃き掃除をしていましたが、これだけ広いとさぞかし大変だと思います。