四十九日忌(忌明け)のご法事と永代供養塔への納骨法要
お墓でも永代供養塔への納骨でも基本的には同じです。但し葬儀をしてない方は、必ず本堂で引導作法を行っています。地域によっては、檀家は葬儀当日に納骨のお寺もあります。
近年お墓への納骨以上に、永代供養塔(納骨堂)への納骨が増えました。
当山でも永代供養塔を建立ましたが、これほど申し込みが多いとは思ってもみませんでした。
檀家さんが3件絶えてしまい、他の檀家さんからも永代供養の依頼がありました。
本来檀家さんのために建立した納骨堂です。
埼玉県内はもちろん、都内・群馬などのいろいろな施設を見学し、指導を仰ぎ建立することができました。
毎日供養塔の前で御供養をしています。
本日は川越市のA家の四十九日忌のご法事です。

まずはご本堂で引導をお授けし、四十九日忌の御供養も行いました。
故人は火葬(直葬)のみでした。
実質お葬儀と同じですが、特別御布施をいただいたわけではありません、
あくまでも基本の冥加料・御布施・お塔婆料だけです。

本堂前から住職が先導して、永代供養塔裏入り口に移動し納骨をします。地域によっては最初からカロートにお骨を撒く所もあります。

永代供養塔のご本尊は聖観音様。
お地蔵様、阿弥陀様とお位牌も祀られています。
納骨後全員が扉の前で一人づつお参りします。
階段があるため、足の悪い方は上れません。階段のない設計にすれば良かったと反省しています。
見学に来られたお寺さんには、階段は付けないほうが良いと説明しています。
いずれ私が上れなくなることは、目に見えています。

永代供養塔の前での御供養です。全員でお線香を手向けます。
この後、阿弥陀堂や参道の仏様、特に六地蔵さんには丁寧にお線香を手向けてもらいます。
本日は何組かの永代供養塔へのお参りがあったようです。今朝お参りしたときより新しいお花が手向けられていました。
近頃は年に一度の永代総供養会(今年は約100名のお参りがありました)以外の時に、お花を買う必要がないほど、お参りが絶えません。
皆さん真摯な気持ちでお参りしていることが分かります。
ありがたいことです。
埼玉県飯能市 円泉寺永代供養塔