昭和21年に相沢忠洋氏が、関東ローム層の下から1万5000年前以上前の石器を発見する前は、日本に旧石器時代は無かったと思われていました。
昭和24年夏には、黒曜石で出来た石槍を発見しています。
相沢忠洋氏の銅像の前を通り、岩宿観察ドームに入りました。
相沢忠洋氏の発掘写真です。実物の関東ローム層が年代順に重なっているのが分かります。
明治大学との発掘調査でも大きな発見が続きました。
その後各地で旧石器時代の遺跡が発見されています。
当時の生活がよみがえります。
盛んに赤城山が噴火していた時代でした。苦しい生活だったと思います。
次に岩宿博物館は現代的な建物です。ドームの近くにあります。
中には発見された石器などが展示されています。ナウマンゾウなどの化石も展示されていました。
旧石器時代の生活が、ドームや博物館見学でわかりやすく説明されています。
日本が大陸と繋がっていた時代の貴重な遺跡です。動物を追いながら人々も入ってきていました。おそらく私たちの先祖にも繋がっていると思います。
黒曜石は地元では手に入らない石です。交易があったことは間違いありません。文化も交流したのでしょう。
意思を示すための共通する言葉が、あったのではと思います。
岩宿遺跡 群馬県みどり市笠懸町阿左美1790番地1 地図 岩宿博物館ホームページlink