川越藩主の柳沢吉保が、三富新田の祈願寺として多門院を創建しました。
多門院の旧本寺は音羽の護持院(廃仏毀釈により廃寺)だそうです。護持院ウィキペディアlink
現在は護国寺末となっています。
埼玉県で他に護持院元末寺は、他に山口観音の二ヶ寺だけです。
毘沙門堂は武田信玄守り本尊の毘沙門天が祀られています。
今も祈願寺として積極的に、寺院運営をしているようです。
毘沙門天は寅年の御本尊ですから、狛犬ではなく狛虎も祀られています。
狛虎の廻りには、たくさんの小さな虎が納められていました。
御本堂には車椅子用の坂が、斬新な設計で作られていました。
面白い着想だと思います。
側面にはアンモナイトの化石が塗り込められていました。
境内の一角に弘法大師、地蔵菩薩などの石仏が祀られています。
面白い鬼の石像がありました。
板橋区の東京大仏・蓮乗院にも同じ石像があります。
ここでは「がまんの鬼」となっていました。
東京大仏の「がまんの鬼」
多門院では、何と呼んでいるのでしょうか。
蓮の鉢が、たくさんありました。蓮の時期に参拝するのが良いと思います。
多門院 埼玉県所沢市中富1501 地図