多門院とは元々一つの寺院でした。
廃仏毀釈により独立した神社になっています。
御本社の西側に「いも神さま」の社があります。
青木昆陽が推奨した薩摩芋の話を聞いた吉田弥右衛門(やえもん)は、寛延四年(1751)に試作しました。
飢餓に備えた自作用作物でしたが、後に江戸での焼き芋用となりました。
川越と言えばイモと言われるほど知れ渡ったのです。(この地は河越藩の領地だったはずです。)
青木昆陽と吉田弥右衛門を近年「甘藷乃神」として祀りました。
中央のオブジェは薩摩芋でした。
私が若い頃、川越街道の農家で薩摩芋を買ったことがありました。
関越高速が出来て、川越街道を通らなくなりましたが、今でも売っているところがあるのでしょうか。
他にも天満宮が祀られています。
神明社 埼玉県所沢市中富1507 地図