光徳寺は天正十一(1583)年の開基です。
成田山の分院として知られていますが、成田山のお不動様をお祀りしたのは明治九(1876)年でした。
利根川の水運を利用して、成田山より光徳寺に運ばれました。
北関東三十六不動霊場の五番札所にもなっており、現在も祈願寺として多くの参拝者を迎えています。
高浜虚子なども参拝しています。
入口右側に祀られている剣は、お不動様です。
勢多迦童子、矜羯羅童子と共に、光徳寺を守っています。
左は常夜灯です。
境内は銀杏が黄葉しており、奥様が一生懸命落ち葉を集めていました。
大変な作業ですが、落ち葉が趣を添えます。
御本堂右側には、高崎藩主大河内家の祈願寺であった威徳寺の御堂が、明治九(1876)年に光徳寺に移されました。
内陣が高崎市の重要文化財になっています。
御本堂左は太子堂です。聖徳太子が祀られています。
元々は旧大工町にありましたが、廃仏毀釈の為にここに移築されました。
聖徳太子は大工の神様として、職人に大事にされていました。
現在でも建設会社によっては聖徳太子の掛軸を祀り、祭礼を行っているところもあるそうです。
各地の聖徳太子石仏は、その名残も多くあります。
太子堂は別のブログに書きます。ブログ
成田山光徳寺 成田山高崎分院 ホームページlink
群馬県高崎市成田町23 地図link