山門の案内板によれば、禅福寺はかなりの名刹であったと思います。
ここの山門は室町中期の寛正3年(1462)建立といわれ、羽村市指定文化財です。
文政6年(1809)に狂歌で知られる大田南畝(蜀山人)も来られています。
将軍足利義満が帰依した建長寺の無二法一禅師が応安5年(1372)開山し御朱印十三石の寺領がありました。
しかし新編武蔵野風土記によれば「廃寺にひとしく、近来住持等もなし」とあります。
江戸末期のことですが、おおよそ信じられないほどの記載です。
これだけの伽藍と境内を備えた寺院にするには、地域の方々はもちろん、歴代御住職の尽力のたわものでしょう。
かなり大きな御本堂ですので、私のカメラでは正面からの撮影は出来ませんでした。斜めからやっとです。
山門よりご紹介致しましたが、駐車場は境内北側から入ります。
南側は一方通行になっており、たぶん駐車場はないとおもいます。
禅福寺 東京都羽村市羽中4丁目5−8 地図link