東京国立博物館本館
東京国立博物館では、特別展が三企画も催されています。「京都・南山城の仏像展」「大和絵展」「横尾忠則 寒山百得展」です。
京都・南山城の仏像展
先ずは本館の「京都・南山城の仏像展」です。
ここでの特別展は、写真撮影が出来ませんので、図録表紙を使用致しました。
すみません。
面表紙は浄瑠璃寺の阿弥陀如来像です。
以前参拝した折の浄瑠璃寺御本堂です。浄瑠璃寺ブログlink
浄瑠璃寺では九体の国宝九体阿弥陀如来が祀られていますが、その内の一体が修復を終えて展示されていました。
阿弥陀如来と共に広目天・多聞天と地蔵菩薩なども並んで展示されています。
裏表紙は、当寺と同じ真言宗智山派の海住山寺(かいじゅうせんじ)の御本尊・重要文化財の十一面観世音像です。
まず本館での展示では、展示場の入口正面に展示されています。
もっと大きな御本尊と思っていましたが、他の展示像に比べると小ぶりです。
大変姿の良い御尊像ですが、他の仏像と並べると大きさで見劣りがするため、正面入口に展示されたのかも知れません。
かなり以前に同じ智山派である蟹満寺(蟹の恩返しで知られています。)参拝後、海住山寺による予定でしたが、時間の都合で帰ってしまいました。残念でしかありません。
他に禅定寺と寿宝寺の十一面千手観音立像、現光寺の十一面観音菩薩座像など、色々な仏さまが展示されていました。
大和絵展
平安時代からの大和絵が数多く展示されていました。
源氏物語絵巻、信貴山絵巻、紫式部日記絵巻、鳥獣戯画など、教科書でなじんだ作品が数多くありました。
これだけ展示されていると、ここだけで疲れ切ってしまいます。
めったに目にすることの出来ない展示物ばかりでしたので、満足度は大きかったのですが、積ん読になってしまいますので、この図録は買うのをやめました。
横尾忠則 寒山百得展
横尾忠則氏の作品に対しては、それほど期待していませんでした。
しかし、今回の寒山百得展は見応えのある102の作品が展示されていました。
寒山拾得ではなく、寒山百得展です。
大きな作品を一気に書き上げた力量に驚かされました。
残念ながら他の二ヶ所は混んでいましたが、思った以上に空いていました。
他の二ヶ所は平安時代からの古い貴重な展示物であったことが、多くの方々を引きつけたように思います。
じっくり作品を堪能することが出来ました。
しかし、同じ日に三ヶ所もの見物は初めてのことです。コロナの影響のためにまとめて展示するしかなかったのかも知れません。
いつもは池袋で買い物をしてから帰るのですが、疲れ切って真っすぐ家に向かいました。
各催しは、博物館ホームページを参照してください。
東京国立博物館 東京都台東区上野公園13−9 地図link